PHPのサポート終了カレンダー 2026〜2028
PHPのサポートは、出てから4年、毎年12月31日に終わります。2026〜2028年に何がいつ終わるのか、「全面的なサポート」と「セキュリティのサポート」の違い、うちのサイトがあと何年使えるかと、カレンダーへの書き方をまとめました。

PHPフリー · Webセキュリティ · サポート終了カレンダー
?こんな方におすすめです
- 「PHP 8.2は年末で終わる」とは聞いたけれど、その先は知らない方
- ニュースのたびに慌てず、前もって日にちを決めておきたい方
- うちのホームページのPHPが、あと何年使えるのか知りたい方
!この記事でわかること
- PHPのサポートが終わる決まりと、2026〜2028年の日付
- 「全面的なサポート」と「セキュリティのサポート」の違い
- カレンダーに何を、いつ、誰の名前で書けばいいか

パスポートには有効期限が書いてあります。だから私たちは、前もって更新します。
パスポートの期限が切れても、自分が消えるわけではありません。でも、そのパスポートでは国境を越えられません。出発の前の日に空港で気づいても手遅れです。
PHPにも有効期限があります。うれしいのは、その日がいきなりは来ないことです。決まった規則があり、日付は前もって公開されています。この記事では、その日付をカレンダー1枚に写しました。
PHPのサポートは、どんな決まりで終わるのか?
PHPのバージョンひとつは、出てから4年間サポートを受けます。最初の2年は不具合とセキュリティの両方を直し、次の2年はセキュリティの問題だけを直します。終わる日はいつも12月31日です。
この決まりは、PHPの開発チームが2024年に定めました。サポートの期間を「2年の不具合の修正と2年のセキュリティの修正」に延ばし、終わる日を毎年12月31日にそろえることにしました。1 おかげで日付を覚えやすくなりました。「何年の年末」だけを覚えておけば済みます。

ヤンのまとめ日付が決まっているのは、いい知らせです。いきなり来ることは防ぎにくいですが、前もってわかっていることは準備できます。
2026年から2028年まで、いつ何が終わるのか?
いちばん近い日は2026年12月31日です。この日にPHP 8.2のセキュリティのサポートが終わります。そのあとも、毎年12月31日にひとつずつバージョンが終わります。
| 日付 | 何が変わるか | そのときやること |
|---|---|---|
| 2025年12月31日(過ぎた) | PHP 8.1のサポート終了。最後の版は8.1.342 | 8.1以前なら、もう遅れています。今年中に移ります |
| 2026年11月19日(予定) | PHP 8.6の正式リリース予定。開発の状況で変わることがあります3 | すぐには上げません。WordPressとサーバー会社が対応しているかを先に見ます |
| 2026年12月31日 | PHP 8.2のセキュリティのサポート終了。PHP 8.4の全面的なサポートもこの日に終わり、セキュリティのサポートだけが残ります4 | 8.2なら今、日にちを決めます。移るなら8.3以上に |
| 2027年12月31日 | PHP 8.3のセキュリティのサポート終了。PHP 8.5はセキュリティのサポートだけが残ります4 | 8.3なら2027年の秋までに次のバージョンを決めます |
| 2028年12月31日 | PHP 8.4のセキュリティのサポート終了4 | 8.4なら2028年の秋までに次のバージョンを決めます |
PHP 8.5のセキュリティのサポートは2029年12月31日までです。4 8.6がいつ終わるかは、2026年10月25日時点の公式のサポート表にまだ載っていないので、このカレンダーには書いていません。

ヤンのまとめこのカレンダーでいちばん大事な行は、いちばん上の「過ぎた」です。過ぎた日はもう来ません。8.1以前なら、次の日付ではなく今日が基準です。
「全面的なサポート」と「セキュリティのサポート」は、何が違うのか?
全面的なサポートは不具合とセキュリティの両方を直す期間で、セキュリティのサポートはセキュリティの問題だけを直す期間です。セキュリティのサポートまで終わると「サポート終了」です。
PHPの公式サイトは、サポートが終わったバージョンを「もうサポートしていない版」と呼び、その利用者に「できるだけ早く」上げるよう書いています。4
このリリースの利用者は、修正されていないセキュリティの脆弱性にさらされるおそれがあるため、できるだけ早くアップグレードすべきです。 — PHP 「Supported Versions」の文を訳しました
少し前のPHP2Shellのときがいい例です。修正版は8.2以上にだけ出て、PHPの開発チームは8.1以前にはもうアップデートを出さないと明らかにしました。5 サポート終了は「サイトが止まる」という意味ではありません。「次に穴があいても、公式の修理は来ない」という意味です。

ヤンのまとめ期限の切れたパスポートでも、家では問題なく暮らせます。困るのは国境を越える日、つまり次のセキュリティの事故が来る日です。
うちのホームページは、あと何年残っているのか?
今使っているPHPのバージョンがわかれば、すぐに数えられます。バージョンがわからなければ、30秒チェックかサーバー会社の管理画面で先に確かめてください。
| 今のバージョン | セキュリティのサポートが終わる日 | おすすめの行動 |
|---|---|---|
| 8.1以前 | もう終わっています2 | 今、移る日にちを決めます |
| 8.2 | 2026年12月31日 | 今年中に8.3以上へ。エックスサーバーも、8.2以前のバージョンは「新規での利用は推奨しません」としています6 |
| 8.3 | 2027年12月31日 | 当面は大丈夫です。2027年の秋に次のバージョンを決めます |
| 8.4 | 2028年12月31日 | 余裕があります。2028年の秋にもう一度見ます |
| 8.5 | 2029年12月31日 | いちばん長く使えます。WordPressもこのバージョンに対応しています7 |
WordPressは最新版(7.1)で、PHP 8.2から8.5までをすべて対応するバージョンとして示していて、7 推奨するバージョンは8.3以上です。8 バージョンの確かめ方とサーバー会社ごとのメニューは、改善編02「PHPのバージョン、どこで見てどう変える?」にまとめています。

ヤンのまとめ残りが長いからといって、忘れていいわけではありません。ただ、急ぐ必要はないということです。「余裕」と「忘れる」は別の言葉です。
このカレンダーは、どう使えばいいのか?
会社のカレンダーに、日付をひとつと名前をひとつ書けば済みます。「終わる年の秋、〇〇さんがPHPのバージョンを確かめる」です。
「いつかやろう」はなかなか来ません。「10月の第1月曜日に、制作会社にバージョンを聞く」のように、いつ、誰が、何をするかを決めた仕事は実際に動きます。12月に慌てると、サーバー会社も制作会社も忙しくなります。秋がちょうどいい季節です。
- バージョンを知る:うちのサイトのPHPのバージョンを知ります。わからなければ、改善編「1分判定表」か30秒チェックから始めます。
- 日付を書く:上の表で終わる年を探し、その年の秋の日付をカレンダーに書きます。
- 名前を書く:確かめる人を決めます。社長ご本人、社員、あるいは制作会社。
- お知らせメールを読む:サーバー会社からバージョンのお知らせが来たら、改善編「メールの読み方」のとおりに重さを見分けます。
その比べ方は、改善編04「WordPressを静的サイトに移すと?方法と費用」にまとめています。

ヤンのまとめカレンダーに書いた日付は約束です。守るために書くのではなく、忘れてもいいように書くのです。
PHPのサポート終了の日程について、よくある質問
サポートが終わったら、ホームページは止まりますか?
いいえ。サイトは開き続けます。ただ、新しいセキュリティの問題が起きても公式の修正版が出ないので、終わる前に移るのが安全です。
PHP 8.2を使っていますが、今すぐ変えるべきですか?
今年中に変えることをおすすめします。セキュリティのサポートが2026年12月31日に終わるので、移るなら8.3以上で日にちを決めてください。
PHP 8.6が出たら、すぐに上げるべきですか?
すぐに上げる必要はありません。WordPressとサーバー会社が対応しているかを先に確かめ、そのあいだはサポート中の8.3〜8.5を使えば大丈夫です。
SOURCES
- PHP RFC 「Release cycle update」(2024年3月21日、採択) wiki.php.net
- PHP 「Unsupported Branches」(2026年10月25日確認) php.net
- PHP wiki 「PHP 8.6 release schedule」(2026年10月25日確認) wiki.php.net
- PHP 「Supported Versions」(2026年10月25日確認) php.net
- PHP Group 「Security advisory: Critical remote code execution vulnerabilities, update now」(2026年10月21日) php.net
- エックスサーバー 「PHPのバージョンについて」マニュアル(日付の表記なし) xserver.ne.jp
- WordPress 「PHP Compatibility and WordPress Versions」(2026年8月19日更新) make.wordpress.org
- WordPress.org 日本語 「必須要件」(日付の表記なし) ja.wordpress.org
日付を書いたら、次の順番は下の記事に続きます。
- うちも当てはまる?PHPの脆弱性 1分判定表
- サーバー会社から届く「PHPバージョン」メールの読み方
- PHPのサポート終了カレンダー 2026〜2028(この記事)
- PHPのバージョン、どこで見てどう変える?サーバー会社別の方法
8.2のサポート終了の意味は、リスク編5「PHP 8.2のサポート終了(12月31日)までに決めておくこと」でくわしく扱っています。
うちのバージョンがあと何年か、30秒でわかります。
サイトのアドレスを入れるだけで、PHPを使っているかどうかと、サーバー会社の対応の状況をすぐにお知らせします。当てはまらないなら「今は移らなくて大丈夫です」とそのままお伝えします。
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最終更新 2026年10月26日

