ChatGPT Canvasの使い方|いまは書き込みブロックに
「ChatGPT Canvas」の使い方を紹介した記事を、2026年10月の画面に合わせて書き直しました。Canvasは2026年5月から標準のモデルで使えなくなり、文章とコードは返答の中の「書き込みブロック」「コードブロック」で直す形に変わっています。いまの手順と、プランごとの違い、2024年の記事の答え合わせをまとめます。

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?この記事はこんな方に
- 「ChatGPT Canvas 使い方」と調べても、画面にCanvasが出てこず困っている方
- ChatGPTで文章やコードを、会話しながら直していきたい方
- 無料版・Go・Plusのどこまでできるのか、先に知っておきたい方
!この記事でわかること
- Canvasが2026年のChatGPTでどうなったか
- Canvasの代わりになる「書き込みブロック」と「コードブロック」の使い方
- 2024年のCanvas記事で、何が当たって何が外れたか

こんにちは、ヒカリです。
2024年12月に書いた「Canvasの使い方」を読んで、いまのChatGPTを開いた方は、画面の違いに戸惑うかもしれません。この記事では、まずCanvasがどうなったかを確かめ、次にいまの文章とコードの直し方を手順でご案内します。そのあとプランごとの違いを見て、最後に2024年の記事の答え合わせをしますね。
ChatGPTのCanvas(キャンバス)は、いまどうなったか
Canvasは、ChatGPTの画面の右側に文章やコードを開き、左のチャットで直してもらう機能でした。2026年10月の時点では、いまの標準のモデルで、この右側の画面は開きません。OpenAIは2026年5月28日のモデルのリリースノートで、「GPT-5.5 Instant」と「GPT-5.5 Thinking」ではCanvasが使えなくなると書きました。
代わりに、文章を書く作業とコードを書く作業は、チャットの返答の中で行うようになりました。これが「書き込みブロック(writing blocks)」と「コードブロック(code blocks)」です。なお、それ以降のGPT-5.6やGPT-6の世代では、Canvasの復活を告げる発表は、OpenAIのリリースノートに見当たりません。
主な出来事を時系列で並べます。日付は、OpenAIのリリースノートに書かれたものです。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年10月3日 | 「GPT-4o with canvas」をベータ版として公開。ChatGPT PlusとTeamが対象で、無料ユーザーには「ベータの終了後に」提供すると予告された。 |
| 2024年12月10日 | (米国時間)「12 Days of OpenAI」の4日目に、Canvasをすべてのユーザーに公開。ツールボックスから起動でき、カスタムGPTでも使え、Pythonの実行もできるようになった。2024年の私たちの記事は、この直後に書いた。 |
| 2026年2月19日 | ChatGPTのコードブロックが、編集・プレビュー・分割画面でのレビューに対応。 |
| 2026年5月28日 | GPT-5.5 InstantとGPT-5.5 Thinkingで、Canvasが使えなくなる。有料ユーザーは、レガシーモデルが終了するまでの間、限定的にCanvasを使えるとされた。 |
| 2026年6月8日 | 書き込みブロックが、レポートや企画書などの長い文書に対応。全画面の編集画面、目次、ダウンロード、Libraryへの保存が加わった(Web)。 |
| 2026年7月9日 | ChatGPT Workと、Chat・Work・Codexをまとめた新しいデスクトップアプリが登場。 |
| 2026年9月29日 | Space(スペース)の中で文書「Pages」を書けるようになる。対象は、Pro・Business・Enterpriseの一部のユーザー。 |
ヒカリちゃんのまとめいまのChatGPTには、右側に開く「Canvas」はありません。文章もコードも、チャットの返答の中にある「ブロック」で直すのが、いまのやり方です。
ChatGPTで文章を書いて直す使い方(書き込みブロック)
書き込みブロックは、メールや投稿、報告書などの下書きを、会話の中で直接直せる枠です。OpenAIのヘルプ「Working with writing blocks and code blocks in ChatGPT」(2026年10月26日確認)をもとに、手順をまとめます。使える操作は、プランや端末、アカウントの設定によって異なり、すべての操作がいつも出るわけではないと、ヘルプにあります。
- 下書きを頼む。「上司への返信メールを書いて」「このメモを1ページの文書にして」のように頼みます。直して使いそうな文章は、ChatGPTが書き込みブロックに入れて返します。「あとで直接直せる下書きにして」と添えると、ブロックにしてもらえます。
- ブロックを選んで、直接直す。文章を直接書き換えられます。太字、見出し、リンク、箇条書き、チェックリストが使えます。
- 直してほしい所を伝える。選んだ部分だけ、または文章全体の修正をChatGPTに頼めます。Canvasのような、長さや読みやすさを選ぶ専用のメニューはないので、「半分の長さに」「中学生にもわかる言葉で」と文で頼みます。
- 戻す・やり直す。AIによる直近の修正は、元に戻したり、やり直したりできます。
- 全画面で長い文書を書く。長い文書は、全画面の編集画面で開けます(2026年6月8日のリリースノートでは、Webの機能)。文書は目次つきで表示され、ダウンロードもできます。対応する下書きは、Libraryに保存できます。
- 使う。文章をコピーするほか、対応しているメールの下書きは、ChatGPTから送ったり、メールアプリで開いたりできます。
編集した内容は、少し待つと会話と一緒に保存されます。次の質問のときは、ChatGPTが最新の版を見て答えます。ただし、一時チャットでは、会話が終わると編集が残らないことがあります。
長い文書を何日もかけて育てる使い方は、プロジェクトの機能と相性がよいと、私たちは考えています。くわしくは、ChatGPTのプロジェクトの使い方の記事をご覧ください。
ヒカリちゃんのまとめ下書きを頼み、ブロックを直し、足りない所を言葉で伝える。この流れで、Canvasと同じように文章を育てていけます。
ChatGPTでコードを書いて動かす使い方(コードブロック)
コードは、返答の中のコードブロックに入ります。コードブロックは、コードと、見た目を確かめる画面を、ほかの文章と分けて表示する枠です。
- コードを頼む。「Pythonで、CSVの合計を出すプログラムを書いて」のように頼みます。言語名(Python、JavaScript、HTMLなど)がブロックに表示されます。
- コピーする、直接直す、直してもらう。対応しているブロックは、そのまま書き換えられます。ChatGPTに修正を頼むこともできます。全画面で開ける場合もあります。
- 「Preview」で見た目を確かめる。「Code」と「Preview」を切り替えられます。プレビューに対応しているのは、HTMLのページ、Reactの部品、SVG画像、Mermaidの図、VegaやVega-Liteのグラフです。「Preview」が出ないブロックは、プレビューに対応していません。
- 「Run」でPythonを動かす。対応しているPythonのコードは、「Run」でコードの作業画面が開き、出力やエラーを見られます。動いている途中で止めることもできます。
プレビューとコードの実行は、安全のために隔離された環境で動きます。プレビューが外部の資料を必要とするときは、ChatGPTが接続の許可をたずねることがあります。会社のワークスペースでは、管理者がコードの実行やネットワークへの接続を制限している場合があります。
プログラムを本格的に作るときは、ChatGPTのCodexなど、開発向けの道具を使う場面です。選び方はコード生成AIの比較の記事で紹介しています。
ヒカリちゃんのまとめコードは「コピー・直す・Preview・Run」の4つを覚えれば十分です。出ない操作があるときは、そのブロックが対応していないだけのことが多いです。
無料版・Go・Plus・Proとアプリの違い
書き込みブロックとコードブロックを、プランごとにどこまで使えるかを書いた公式の表は、見つかりませんでした。ヘルプには「プラン、端末、設定、アカウントの機能の有効化によって変わる」とあります。そこで、確かめられたことだけを、プランの前提とあわせて並べます。料金は日本向けの料金ページで、機能はOpenAIのヘルプとリリースノートで、2026年10月26日に確認しました。
| プラン | 月額(日本) | Chatのモデル | 文章・コードのブロック | Work・Pages |
|---|---|---|---|---|
| 無料版 | 0円 | GPT-6 Luna | プランごとの表なし。使える操作は画面による | Workはパソコンのアプリで制限つき |
| Go | 1,400円 | GPT-6 Luna | 同上 | Workはパソコンのアプリで制限つき |
| Plus | 3,000円 | GPT-6 Sol | 同上。メールの直接送信は、GmailまたはOutlookをつないだPlus以上で、Webから | Workはパソコン・Web・スマホ |
| Pro | 16,800円から | GPT-6 Sol | 同上 | Workはパソコン・Web・スマホ。Pagesは対象の一部のProから |
プランとモデルの関係は、ChatGPT無料版とPlusの違いとChatGPTのモデルの違いの記事にまとめています。Proは利用量で3段階に分かれ、料金ページの16,800円はいちばん下の段の金額です。
ふだんのChatで使う書き込みブロックのほかに、2つの場所が加わりました。
資料や表、報告書などの成果物まで作るエージェント機能。2026年7月9日に登場しました。WebとスマホではGoと無料版を除く有料プランで、パソコンのアプリでは無料版とGoでも制限つきで使えます。
Spaceは、文書やファイルを一か所にまとめ、人と共有する場所です。その中の「Pages」で、文書を書いたり、会話から作ったりできます。2026年9月29日から、ProとBusiness、Enterpriseの対象ユーザーに提供されています。
パソコンでは、チャット、Work、Codexを一つにまとめた新しいデスクトップアプリ(macOSとWindows)が、2026年7月9日から提供されています。以前のアプリは「ChatGPT Classic」として残る場合があります。Canvasの代わりの文章作成は、このアプリでもWebでも、基本はチャットの中の書き込みブロックです。
ヒカリちゃんのまとめプランで使い方が大きく変わる機能ではありません。まず無料版で試して、足りない所があるときに、Plusやパソコンのアプリを考えてみてくださいね。
2024年のCanvas記事の答え合わせ
2024年12月の私たちの記事は、GPT-4oを使う無料ユーザーに向けて、Canvasの開き方、編集のしかた、ショートカット、Pythonの実行を、画面つきで紹介しました。当時書いたことを、いまの状態と見比べます。
| 当時書いたこと | いま振り返ると | 判定 |
|---|---|---|
| GPT-4oを使うすべての無料ユーザーが、Canvasを使える | 公開当時は、そのとおりだった。GPT-4oは2026年2月13日にChatGPTから外れ、いまの標準のモデルでCanvasは使えない。 | 当時は正確 |
| 10行以上のコンテンツでは、自動でCanvasが開く | いまは、直して使いそうな文章やコードが、返答の中のブロックに入る。右側の画面は開かない。 | いまは違う |
| 「Canvasを使って」と頼む、「/canvas」を入れる、ツールボックスで選ぶ、の3つの開き方 | 開く画面そのものがなくなったので、この手順は使えない。いまは「あとで直接直せる下書きにして」と頼むのが近い。 | いまは違う |
| 文章を直接直せる。選んだ所をAIに頼める | 書き込みブロックでも、直接の編集と、選んだ部分の修正の依頼ができる。 | 当たり |
| 長さや読解レベルなどのショートカットのメニューがある | メニューは、確認できた公式のヘルプに載っていない。いまは文で頼む。 | いまは違う |
| 以前のバージョンに戻せる。変更点も見られる | 書き込みブロックは、AIによる直近の修正の「元に戻す・やり直す」が公式に書かれている。Canvasのような版の履歴や差分の表示は、ヘルプに載っていない。 | 半分当たり |
| Pythonを実行でき、エラーはAIが直してくれる | コードブロックでも、対応するPythonは「Run」で実行できる。エラーを自動で直す専用のボタンは、確認できていない。 | 半分当たり |
いちばんの見落としは、機能の名前に頼った書き方でした。
2024年の記事は、Canvasという画面の使い方を丁寧に書きましたが、ChatGPTの機能は1〜2年で入れ替わることを書いていませんでした。読者に残したかったのは、「文章を会話で育てる」という考え方で、ボタンの位置ではなかったと考えています。入力した内容の扱いや、できた文章の権利にも触れていませんでした。
ヒカリちゃんのまとめ直接直す、選んで頼む、という考え方は、いまも当たっています。外れたのは、Canvasという画面そのものと、開き方やメニューの細かい説明でした。
ChatGPTで文章とコードを作る前に
Canvasの画面が変わっても、仕事で使うときの注意は同じです。次の4つを、私たちはおすすめしています。
- 古いCanvasの文書を取り出しておく。過去の会話には、Canvasの文書が残っている場合があります。OpenAIの開発者コミュニティには、現在のモデルが古いCanvasの中身を読めないかもしれないという利用者の投稿(2026年9月19日)があります。大事なものは、コピーして、自分のドライブに保存してください。
- 長い文書は、作業の都合で保存先を決める。書き込みブロックの文書は、会話と一緒に保存され、対応する場合はLibraryに保存できます(Spaceが使えるアカウントでは、Libraryに代わってSpaceにまとまります)。社内の正本は、ふだん使う文書ソフトに置いておくと安心です。
- 権利と入力の扱いを確かめる。OpenAIの利用規約(2026年1月1日発効)では、法律で認められる範囲で、出力は利用者のものになるとしています。ただし、ほかの利用者が似た出力を受け取ることもあるとされています。お客様の個人情報や社外秘の資料は、学習の設定と社内のルールを確かめてから入れてください。
- コードは、動かす前に中身を読む。実行は隔離された環境で行われますが、そのコードを自分のパソコンや会社のシステムで動かすときは、人が確かめます。
ヒカリちゃんのまとめ画面は変わっても、大事な文書は手元に保存し、権利と入力の扱いを確かめる。この2つは、どのツールでも変わりません。
ChatGPTのCanvasについてよくある質問
ChatGPTのCanvasは、まだ使えますか?
OpenAIは2026年5月28日に、GPT-5.5 InstantとGPT-5.5 ThinkingでCanvasが使えなくなると案内しました。有料ユーザーは、レガシーモデルが終わるまで限定的に使えるとされましたが、いま開けるかどうかは確かめられていません。
Canvasの代わりに何を使えばいいですか?
文章は書き込みブロック、コードはコードブロックです。どちらも、返答の中に出るブロックを直接直したり、ChatGPTに直してもらったりして使います。
無料版でも書き込みブロックは使えますか?
プランごとの公式の表は見つかりませんでした。ヘルプでは、使える操作はプランや端末などによって変わるとされています。まず無料版で、ご自分の画面に出る操作を確かめるのが確実です。
長い文書は、どう書けばいいですか?
Webでは、長い文書を全画面の編集画面で開けます(2026年6月8日のリリースノート)。一部のProなどは、Space の「Pages」も使えます。
SOURCES
- OpenAI Help Center「Model Release Notes」(2026年5月28日の項。2026年10月26日確認) help.openai.com/en/articles/9624314
- OpenAI Help Center「ChatGPT release notes」(2026年2月19日、6月8日、7月9日、9月29日の項。2026年10月26日確認) help.openai.com/en/articles/6825453
- OpenAI Help Center「Working with writing blocks and code blocks in ChatGPT」(2026年10月26日確認) help.openai.com/en/articles/20001246
- OpenAI「Introducing canvas」(2024年10月3日) openai.com/index/introducing-canvas
- ITmedia NEWS「OpenAIの『12 Days』4日目は『Canvas』を全ユーザーに公開」(2024年12月11日) itmedia.co.jp
- GIGAZINE「ChatGPTと協力しながらコーディングや執筆が可能なアプリ『Canvas』をOpenAIがリリース」(2024年10月4日) gigazine.net
- ChatGPT 料金プラン(日本、2026年10月26日確認) chatgpt.com/ja-JP/pricing
- OpenAI Developer Community「Please restore Canvas as a persistent workspace」(2026年9月19日、利用者の投稿) community.openai.com
- OpenAI「利用規約」(2026年1月1日発効。ChatGPT無料版とPlusの違いの記事で確認したもの)
「HowtoAI」は、2024年から multifverse.com で続けてきたAI活用の解説シリーズです。社名があたたかいデジタル(ATATAKAI Digital)に変わったことにともない、2026年10月からはこのブログの一つのカテゴリーとして続けていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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最終更新 2026年10月26日