ChatHubの使い方|複数AIを比べる方法と、いまの注意点
複数のAIに同じ質問を送って答えを見比べる「ChatHub」は、2026年10月もブラウザ拡張機能として続いています。いまの始め方、料金とプライバシー、ChatALLなどほかの比べ方、安全に比べるときの注意をまとめました。

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?この記事はこんな方に
- 「ChatHub 使い方」を調べていて、いまも使えるのか知りたい方
- ChatGPT・Gemini・Claudeの答えを、一つの画面で見比べたい方
- 仕事の文章や調べ物に、複数のAIを安全に使い分けたい方
!この記事でわかること
- ChatHubのいまの姿と、始め方・料金・プライバシーの扱い
- ChatALLなど、複数のAIを並べて使うほかの方法
- 「比べる」ことと「確かめる」ことの違い、安全な比べ方

こんにちは、ヒカリです。
2024年3月に紹介したChatHubは、2026年10月のいまも続いています。この記事では、ChatHubがいまどんな道具なのか、始め方と料金、ほかの比べ方を順番にご紹介しますね。最後に、複数のAIを比べるときに気をつけたいことも一緒に確かめましょう。
ChatHubはいまも使えるのか
使えます。ChatHubは、複数のAIチャットボットに同じ質問を送り、答えを横に並べて見比べるための道具です。2024年の記事では「オールインワンのAIチャットボットクライアント」と紹介しました。公式サイトはいまも、自分たちを「複数のAIチャットボットを同時に使うアプリ」と説明しています。
Chromeの拡張機能ストアのページでは、バージョン4.2.3が2026年10月8日に更新されていました。ページには日本語を含む11の言語が挙がっていて、利用者は約20万人、評価は5点満点で4.5(約1,300件)と表示されています。開発元は、ストア上で「トレーダー」として登録されたJike HK Limitedという事業者です。
公式サイトによると、いまは次のように広がっています。
| 項目 | 2024年3月の記事 | 2026年10月26日の公式サイト |
|---|---|---|
| 主なAI | ChatGPT、Bing Chat、Bard、Claude 2、オープンソースのモデル | GPT-6、Claude 5、Gemini 3、Llama 4など。Grok、DeepSeekのほか、画像生成のモデルも選べると案内している。 |
| 使える場所 | Chromium系ブラウザの拡張機能 | Webアプリ、Chrome拡張、Windows・Mac向けのデスクトップアプリ。スマホ向けのアプリも案内しているが、ページ内の説明は一致していない。 |
| 料金 | 多くの機能は無料。すべての機能を使えるプレミアムがある | 無料で始められる。使う量や機能を増やすには有料プラン(Pro 19ドル、Unlimited 39ドルと表示)。 |
注意したいのは、同じ「ChatHub」という名前の別のものが存在することです。GitHubにある同名のオープンソースのリポジトリは、README(説明書き)がChatGPT、Bing Chat、Bardといった2023年当時のAIを挙げたままで、いまの製品の説明とは言えません。Firefoxのアドオンストアにも「ChatHub」という名前の、別の開発者のものがあります。私たちが確かめたのは、chathub.gg の公式サイトと、そこから案内されるChromeストアの拡張機能です。
ヒカリちゃんのまとめChatHubは、2026年10月も更新が続いています。ただ、同じ名前の別のものもあるので、公式サイトから入るのが安心ですよ。
ChatHubの使い方
Chromeストアの説明によると、ChatHubでAIを使う方法は3つあります。どれを選ぶかで、かかるお金と、データの行き先が変わります。
| 方法 | 内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ログイン済みのアカウント | すでにChatGPTなどにログインしているアカウントを、そのまま使う。 | 各社の無料版や、契約中のプランをそのまま使いたい人 |
| 自分のAPIキー | 各社のAPIキーを入れて使う。使った分だけ、各社に支払う従量制。 | APIキーの扱いに慣れている人(初めての方は後回しでかまいません) |
| ChatHubの有料プラン | ChatHubが用意した20種以上のモデルを、ChatHubへの支払いだけで使う。 | 各社と個別に契約するのが面倒な人 |
はじめて使う流れは、次のとおりです。
- 公式サイト(chathub.gg)から入る。Chromeの拡張機能として追加するか、Webアプリを開きます。
- 使うAIを2つ選ぶ。最初は、ふだん使っているAIと、使ったことのないAIの2つで十分です。
- 同じ質問を一度に送る。答えが横に並ぶので、長さ、言い回し、根拠の示し方を見比べます。
- 気に入ったプロンプトを保存する。よく使う質問は、プロンプトライブラリに残しておくと、次から同じ聞き方で試せます。
履歴は、後から全文検索できると案内されています。保存先は、ChatHubのサーバーではなくお使いのブラウザの中です(次の章で詳しく触れます)。
ヒカリちゃんのまとめまずは2つのAIを選んで、同じ質問を送ってみましょう。お金とデータのことは、使い方の3つのうちどれを選ぶかで決まります。
料金・プライバシー・規約
仕事で使うなら、料金よりも先にデータの扱いを確かめたいところです。ChatHub自身が出している文書から、読み取れることと読み取れないことを分けます。
料金
公式サイトの構造化データには、ChatHub Proが19ドル、ChatHub Unlimitedが39ドルと書かれています。ただ、ページの本文には各プランの中身が書かれていません。外部のレビュー(2026年3月24日確認分)では、Unlimitedが月39ドル、年払いで月24.99ドルとされ、プラン名や内容の書き方がこちらと一致しません。そのため、この記事では「Pro 19ドル」「Unlimited 39ドルと表示されている」ところまでを事実として扱います。日本円の価格は確認できませんでした。
ChatGPTなどの個人向け有料プランは、各社が日本円で出しています。たとえばChatGPTは、Goが月1,400円、Plusが月3,000円です(くわしくはChatGPT Plusとは?無料版との違いの記事で整理しています)。ChatHubの有料プランが、これらを個別に契約するより得になるかどうかは、使うAIの数と回数によります。
プライバシー
| データ | ChatHubの説明(プライバシーポリシー) |
|---|---|
| チャットの履歴 | すべてブラウザの中に保存される。ChatHubのサーバーには保存せず、AIの学習にも使わないとしている。 |
| アップロードしたPDF | 「PDFと会話する」機能のため、サーバーに一時的に置き、24時間後に削除する。 |
| Googleでログインしたとき | メールアドレスとプロフィール画像を、ChatHubのデータベースに保存する。第三者には渡さないとしている。 |
| 利用状況 | Plausible.io(個人を特定しない分析サービス)で、匿名の利用データを集める。 |
規約
利用規約は2025年6月1日に更新されたものです。仕事に関わる点を3つ挙げます。
- AIの答えは不正確だったり古かったりすることがあるので、利用者が確かめるよう求めています。正確さの保証はありません。
- 各AIの提供元の規約に違反してはいけません。ログイン済みのアカウントを使う場合は、そのAIの規約も読んでおく必要があります。
- 購入から7日以内なら、使った日数ぶんを引いた日割りで返金できます。更新時の返金はありません。
生成された文章や画像の権利が誰に属するかは、ChatHubの規約では見つけられませんでした。商用で使うときは、元のAI(ChatGPT、Gemini、Claudeなど)それぞれの規約を確認してください。
Chrome拡張機能として入れるときに
GoogleはChromeウェブストアの「ユーザーデータポリシー」で、拡張機能に、集めたデータを機能の目的以外に使うことや、広告のために使うことを禁じています。個人データを扱う拡張機能には、プライバシーポリシーの掲載も求めています。ストアに載っていること自体は安全の証明ではありませんが、守るべき最低限のルールがあるということです。拡張機能は閲覧中のページを読める場合があるので、仕事で使うブラウザには、入れる拡張機能を必要なものだけに絞ってください。
ヒカリちゃんのまとめ履歴はブラウザに残る、と公式は説明しています。一方でAPIキーの扱いや、質問がAI各社でどう使われるかは書かれていないので、大事な情報は入れないのが安心です。
2024年の記事の答え合わせ
私たちは2024年3月に、ChatHubを「チャットボットをまとめて使うためのツール」として紹介しました。当時書いたことを、いまの姿と照らし合わせます。
| 当時書いたこと | いま振り返ると | 判定 |
|---|---|---|
| 複数のチャットボットを同時に使えて、答えを比べられる | この中心の機能は、いまも変わらない。 | 当たり |
| ChatGPT、Bing Chat、Bard、Claude 2などに対応 | モデルは入れ替わり、公式サイトはGPT-6、Claude 5、Gemini 3などを挙げている。当時の名前はそのままでは使えない。 | 半分当たり |
| Chrome、Edge、Braveなど、Chromium系ブラウザで動く | 拡張機能は更新が続いている。Webアプリやデスクトップアプリも加わった。 | 当たり |
| ほとんどの機能は無料。プレミアムですべて使える | いまは無料は「限定的」で、使う量や機能を増やすには有料プランが前提になっている。 | 半分当たり |
| 各サービスにログインして使う | ログインのほか、APIキー、ChatHubの有料プランという3つの入り口がある。 | 半分当たり |
| 無料のChatALLでも、同じように比べられる | ChatALLの公開先は続いているが、Webを経由する接続は不安定になりやすいと注記されている。 | 半分当たり |
| 比べれば、自分に合ったチャットボットが見つかる | 好みや使いやすさは見つかる。一方で、答えが正しいかどうかは、並べて見るだけでは決まらない。 | 半分当たり |
| (書かなかったこと)データの行き先、規約、権利 | 質問は複数の会社に同時に送られる。この点を一行も書かなかったのは、記事の穴だった。 | いまは足りない |
同じ質問を送るということは、同じ情報を複数の会社に渡すということです。
使い方と機能の紹介は、当時としては正確でした。ただ、一つの質問が複数のAIの会社に届くという事実に、私たちは触れていませんでした。次の章以降で、この穴を埋めます。
ヒカリちゃんのまとめ比べるという核の機能は、いまも当たっています。外れたのは、無料の範囲やモデルの顔ぶれ、そして抜けていたデータの視点です。
ほかの比べ方
複数のAIを並べて使う方法は、ChatHub以外にもあります。目的で選ぶのがわかりやすいです。料金やプランの上限は変わりやすいので、契約の前に各公式ページで確かめてください。
パソコンに入れるアプリです。GitHubには約30のボットが一覧で載っていて、ログインして使うものと、APIで使うものがあります。履歴とログイン情報は手元に保存されます。ライセンスはApache-2.0です。Webを経由する接続は「不安定になりやすい」と注記されています。
500以上のモデルから複数を選び、同じメッセージの答えを並べて見られる、と案内されています。モデルの違いを見たい方向けです。料金やデータの扱いは、ページ上では確認できませんでした。
2026年1月に「LMArena」から「Arena」へ名前が変わった比較サイトです。匿名の2つのAIに同じ質問を送り、よかったほうに投票すると、AIの名前が明かされます。投票は順位づけに使われます。送った質問がどう扱われるかは、利用前に規約で確認してください。
一つのスレッドの中で、複数のAIに話しかけられるサービスです。日本でもWebやアプリから購入できると案内されています。料金は「ポイント」制です。日本向けの表示では円建て(入門プランが年7,500円、月あたり625円相当など)になっていましたが、ページ内で通貨の表記が食い違っているため、契約前に公式ページで確かめてください。
2026年2月11日に発表された機能で、一つの質問を3つのモデルで実行し、別のモデルが違いと共通点をまとめます。発表時はMaxとEnterprise Maxの加入者向けで、Webのみでした。いまの提供範囲は確認できていません。くわしくはPerplexityの記事で整理しています。
目的別には、次のように考えると選びやすくなります。
- 手元で2〜3つのAIを見比べたい。ChatHubか、ChatALL。
- モデルそのものの違いを知りたい。OpenRouter ChatやArena。
- 一つの質問を、そのまま複数の目で確かめたい。Perplexityの機能。ただし費用は高め。
- ふだん使う1つだけでよい。追加の道具は要りません。ChatGPTのモデルの違いやAIプラットフォームの現在地も参考になります。
ヒカリちゃんのまとめ手元で並べるならChatHubかChatALL、モデルの違いならArenaやOpenRouter、というように目的で選ぶと迷いにくいです。
安全にAIを比べるには
並べて見るのは便利です。ただ、並べて見ることと、確かめることは別の作業です。ここまでの内容を、仕事で使うときの4つの約束にまとめます。
- 個人情報と社外秘は入れない。一つの質問が複数の会社に届きます。個人情報保護委員会は2023年6月2日に、個人データを含む質問(プロンプト)を本人の同意なく生成AIに入力すると、個人情報保護法に違反するおそれがあると注意喚起しています。
- 意見が揃っても、正しいとは限らない。複数のAIが同じ答えを返しても、同じ誤りをしていることがあります。数字、日付、法律、料金は、公式の資料で確かめます。
- APIキーは最小の範囲で。キーを入れる場合は、使える範囲と上限額を絞ったものを用意し、使わなくなったら無効にします。
- 商用で使う前に、元のAIの規約を読む。生成物の権利や商用利用の可否は、ChatHubではなく、元のAIの規約で決まります。
Perplexityは「Model Council」の狙いを、一つのモデルが見落としたり、自信ありげに推測で埋めたりすることへの備えだと説明しています。意見が揃えば早く判断でき、分かれたら確認が必要という考え方です。これはもっともですが、「揃った」ことが正しさを保証するわけではない点は、頭に置いておきたいところです。
私たちも、同じ道具を作っていました
私たちも、ChatGPT・Gemini・Claudeなどを一つの画面で使える「iroai」というサービスを、multifverse.comのドメインで提供していました。このサービスは終了し、2026年10月26日の時点で接続できません。くわしい経緯はAIを活用したWebコンテンツ制作の記事に書きました。
複数のAIを一つにまとめるサービスは、各社のプランや価格、規約の変化の影響を受けます。便利でも、そこに仕事のすべてを寄せない、というのが私たち自身の学びです。同じ考え方はSoraの終了の記事でも書きました。
ヒカリちゃんのまとめ比べるのは選ぶため、確かめるのは信じる前に、と分けて考えると安心です。大事な情報は入れず、数字は公式で確かめましょう。
ChatHubについてよくある質問
ChatHubはまだ使えますか?
使えます。Chromeストアのページでは、バージョン4.2.3が2026年10月8日に更新されていました。公式サイトはchathub.ggです。
ChatHubは無料ですか?
無料で始められますが、使う量や機能には限りがあります。有料プランは、公式サイトにProが19ドル、Unlimitedが39ドルと表示されています。日本円の価格は確認できませんでした。
ChatHubに入力した内容は、どこに保存されますか?
プライバシーポリシーでは、チャットの履歴はブラウザの中だけに保存され、ChatHubのサーバーには置かないと説明されています。ただ、質問は各AIの会社に送られるので、機密情報は入れないでください。
ChatHubのかわりに使える無料の道具はありますか?
ChatALLは無料のオープンソースで、パソコンに入れて使います。ArenaやOpenRouter Chatのように、Webで複数のAIを比べられるサービスもあります。それぞれ、利用前に規約を確認してください。
SOURCES
- ChatHub 公式サイト(2026年10月26日確認) chathub.gg
- Chrome ウェブストア「ChatHub - ChatGPT, Gemini, Claude side by side」(バージョン4.2.3、2026年10月8日更新。2026年10月26日確認) chromewebstore.google.com
- ChatHub プライバシーポリシー(2023年3月10日施行。2026年10月26日確認) chathub.gg/privacy-policy
- ChatHub 利用規約(2025年6月1日更新。2026年10月26日確認) chathub.gg/terms
- Tools for Humans「ChatHub Review 2026」(2026年3月24日確認分) toolsforhumans.ai
- GitHub「chathub-dev/chathub」(READMEは2023年当時のAIを挙げたまま。2026年10月26日確認) github.com/chathub-dev/chathub
- GitHub「ai-shifu/ChatALL」(2026年10月26日確認) github.com/ai-shifu/ChatALL
- OpenRouter Chat(2026年10月26日確認) openrouter.ai/chat
- Wikipedia「LMArena」(2026年1月28日にArenaへ名称変更とされる。2026年10月26日確認) en.wikipedia.org/wiki/LMArena
- Poe「Subscription Plans & Pricing」「Purchases FAQs」(検索結果での確認。2026年10月26日) poe.com/subscription_plans
- Design Compass「Perplexity Model Council」(2026年2月11日) designcompass.org
- 個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」(2023年6月2日) ppc.go.jp
- Chrome for Developers「Chrome Web Store User Data Policy」(2026年10月26日確認) developer.chrome.com
- HowtoAI「ChatGPT Plusとは?無料版との違い」(ChatGPTの円建て料金。2026年10月26日) /ja/blog/chatgpt-plus-vs-free
「HowtoAI」は、2024年から multifverse.com で続けてきたAI活用の解説シリーズです。社名があたたかいデジタル(ATATAKAI Digital)に変わったことにともない、2026年10月からはこのブログの一つのカテゴリーとして続けていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
どのAIを、どの仕事に使うか。
AIを比べて選ぶのは、仕事に合うものを見つけるためです。どの作業にどのAIを使い、どんな情報は入れないか、会社のルールづくりから一緒に考えます。
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最終更新 2026年10月26日