ChatGPT o3-miniはどうなった?|推論モデルの答え合わせと、いまの選び方
o3-miniとo1はChatGPTの選択肢から外れ、APIでも2026年10月23日に終わりました。何が起きたのか、2025年2月の記事の答え合わせ、いまの「考える深さ」の選び方をまとめます。

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?この記事はこんな方に
- 「ChatGPT o3-mini 使い方」と調べて、モデルの選択肢が見つからず困っている方
- 以前はo1やo3-miniを使っていて、いまは何を選べばよいか知りたい方
- 仕事で「考える深さ」をどう使い分けるか、手早く知りたい方
!この記事でわかること
- o3-miniとo1がChatGPTとAPIでいつ終わったのか
- 2025年2月の記事で、何が当たって何が外れたか
- いまのChatGPTで、考える深さを選ぶ方法

こんにちは、ヒカリです。
「o3-miniの使い方」を調べてここに来た方に、まずお伝えします。o3-miniもo1も、いまのChatGPTでは選べません。この記事では、いつ何が起きたのかを確かめてから、2025年2月の記事の答え合わせをします。そのうえで、いまの「考える深さ」の選び方まで、順番に一緒に見ていきますね。
o3-miniとo1に何が起きたのか
o3-miniは、OpenAIが2025年1月31日に公開した、小型の推論モデルです。数学、科学、プログラミングを得意とし、ChatGPTのPlus・Team・Proで使えました。無料版でも、入力欄の「Reason」を選ぶと試せました。ChatGPTで推論モデルが無料版に開かれたのは、これが初めてです。
当時の説明では、標準の設定(ChatGPTでの初期値は中程度の推論)で、数学・プログラミング・科学の難しい試験でo1と同じくらいの成績でした。APIでは「低・中・高」の3段階の考える深さを選べました。画像を読む作業はできず、その用途ではo1を使うよう案内されていました。
それから1年9か月のあいだに、o3-miniは次のように姿を消しました。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年1月31日 | o3-miniを公開。ChatGPTのモデル選択でo1-miniに代わり、Plus・Teamの上限は1日50回から150回に増えた。有料プランでは、より深く考える「o3-mini-high」も選べた。 |
| 2025年2月12日 | アルトマンCEOが、o3を単独では出さず、GPT-5に組み込む計画を発表。 |
| 2025年4月16日 | o3とo4-miniを公開。ChatGPTのモデル選択で、o1・o3-mini・o3-mini-highに置き換わった。このときProは、o1-proをまだ使えた。 |
| 2025年8月7日 | GPT-5を公開。速く答えるモデルと深く考えるモデルを、自動で使い分ける仕組みになった。 |
| 2026年2月13日 | o4-miniがChatGPTで使えなくなる。 |
| 2026年8月26日 | o3のChatGPTでの提供終了日(5月28日に告知)。APIのo3は、6月11日の告知で2026年12月11日に終了予定。 |
| 2026年10月23日 | APIのo1、o1-pro、o3-mini、o4-miniが提供を終える(4月22日に告知)。 |
o3とo4-miniの話は、GPT-5とoシリーズの答え合わせの記事で詳しく紹介しています。
ヒカリちゃんのまとめo1とo3-miniは、2025年4月にChatGPTの選択肢から外れました。APIでも、2026年10月23日で終わっています。
2025年2月の記事の答え合わせ
私たちは2025年2月、o3-miniの特徴と使い方を紹介しました。当時の画面は次のとおりです。
| 当時書いたこと | いま振り返ると | 判定 |
|---|---|---|
| o3-miniは数学・科学・プログラミングに強い、低コストで速い推論モデル | OpenAIの公開時の説明どおり。ただし、いまはChatGPTで選べない。 | 当時は正確 |
| Plus・Teamは追加料金なしで使える。上限は1日150回(o1-miniは50回) | OpenAIの公開時の発表どおり。Proは無制限とされていた。いまのChatGPTでは、この上限の考え方自体がなくなっている。 | 当時は正確 |
| 「無料で使える」「低コスト」 | 無料版が試せたのは事実。ただしいまの無料版・Goは、GPT-6 Lunaのテキストチャットが無制限で、料金面ではo3-miniより使いやすくなった。 | 半分当たり |
| 無料版でも「Reason」で試せる | 当時は正確。いまは無料版・Goに「Think」ボタンがある。 | 当時は正確 |
| o1より高い推論能力がある | OpenAIの発表では、標準の設定でo1と同等、深く考える設定ではそれを上回る項目がある、という書き方だった。 | 半分当たり |
| 「o3」にはo3とo3-miniの2種類がある | 公開時点で、o3本体はまだ出ていなかった。2025年4月に別のモデルとして出て、その後GPT-5に置き換わった。 | 半分当たり |
| APIでは「低・中・高」の考える深さを選べる | 当時は正確。このAPIのo3-miniは2026年10月23日で終わった。 | いまは違う |
モデルの名前を覚えるより、「考える深さ」を選ぶものだと捉えるべきでした。
当時の記事は、モデルの名前と性能に多くの行を割きました。その名前は、1年半ほどで入れ替わりました。上の表のとおり、性能・上限・料金の説明は当時の発表に沿っていて、外れたのは「いつまで選べるか」の見通しです。
ヒカリちゃんのまとめ性能の説明は、当時としては正確でした。外れたのは、このモデルがこの先も選べるという前提のほうです。
推論モデルの後継は何か
o1やo3-miniのような「じっくり考える専用のモデル」は、いまのChatGPTにはありません。考える機能は、ふだん使うモデルの中に入りました。2026年10月7日〜8日にChatGPTの「Chat」の標準がGPT-6になり、無料版とGoはGPT-6 Luna、Plus以上はGPT-6 Solを使います。
各プランの違いは、ChatGPTのモデルの違いの記事にまとめています。この記事では、o3-miniを使っていた方に必要なところだけを取り上げます。
ヒカリちゃんのまとめ後継は、一つの新しい推論モデルではありません。ふだんのモデルの中の、考える深さの設定になりました。
いまの考える深さの選び方
o3-miniの「Reason」や「o3-mini-high」に当たるのは、いまは次の設定です。料金と画面の内容は、2026年10月26日に確認したものです。
| プラン | 月額(日本) | 考える深さの選び方 |
|---|---|---|
| 無料版 | 0円 | 「Think」ボタンを押す |
| Go | 1,400円 | 「Think」ボタンを押す |
| Plus | 3,000円 | スライダーでInstant・Medium・Highから選ぶ |
| Pro | 16,800円から | スライダーでInstantからExtra High、Proまで選ぶ |
- ふだんの質問は、そのまま送る。文章の手直しや短い調べものなら、いちばん浅い設定で足ります。
- 計算、表の整理、コードの確認は、深さを上げる。o3-miniが得意だった、手順を踏む作業です。
- 答えが物足りないときは、指示文を直す前にスライダーを見る。
2026年9月14日から、PlusとProでは、Instantを選んでいると難しい質問でも自動では深く考えません。じっくり考えてほしいときは、自分でスライダーを動かします。
結果は間違うこともあります。数字や法律の判断は、仕事で使う前に必ず自分で確かめてください。
ヒカリちゃんのまとめ無料版とGoは「Think」ボタン、PlusとProはスライダーです。難しい作業のときだけ、深さを上げれば十分ですよ。
用途別:どの考える深さを使うか
o3-miniを使っていた方が、いまの設定で迷わないための目安です。右の列は、私たちが仕事で使うときの経験にもとづく選び方で、OpenAIが決めたものではありません。
| やりたいこと | 選び方の目安 |
|---|---|
| メールの下書き、言い換え、短い質問 | Instant。無料版のままで十分なことが多い。 |
| 計算、表の整理、コードの確認 | 無料版・Goは「Think」ボタン。PlusならMediumかHighを選ぶ。 |
| 企画書や分析など、筋道が大事な文章 | PlusでMediumかHighを選ぶ。 |
| 何時間もかかる調査、開発の作業 | ProのPro推論や、ChatGPT Work・Codexを使う。 |
プランそのものの選び方はChatGPT無料版とPlusの違いの記事で、プランごとの考える深さの詳しい違いはChatGPTのモデルの違いの記事で紹介しています。
- まず浅い設定で試す。答えが物足りなければ、そこで深さを上げます。
- 深くしても、結果は間違うことがある。数字や法律の判断は、仕事で使う前に必ず自分で確かめます。
- 入力に気をつける。顧客の名前や社外秘の資料は、会話をモデルの改善に使わせる設定を確かめてから入れます。
ヒカリちゃんのまとめ迷ったら、浅い設定で始めて、足りないときだけ深くすれば大丈夫です。深くすれば必ず正しくなるわけではないので、確認は忘れないでくださいね。
APIで使っていた方へ
APIでo3-miniやo1を使っていた方は、すでに切り替えが必要な時期です。OpenAIの開発者向けページ(2026年10月26日確認)では、2026年4月22日の告知にしたがって、次のモデルが2026年10月23日に終わったと書かれています。
| 終わったモデル | OpenAIが示す代わり |
|---|---|
| o1 | gpt-5.6-sol |
| o1-pro | gpt-5.6-sol(reasoning.mode: pro) |
| o3-mini | gpt-5.6-sol |
| o4-mini | gpt-5.6-terra |
プログラムの中のモデル名を差し替えたあと、結果が変わっていないかを必ず確かめてください。お使いのツールがAPIを呼んでいる場合は、設定にモデル名が残っていないか、作った方に確認するのが早道です。
ヒカリちゃんのまとめAPIのo1とo3-miniは終わっています。名前の差し替えだけで済ませず、結果を一度見比べておくと安心です。
o3-miniについてよくある質問
o3-miniはいまのChatGPTで使えますか?
使えません。2025年4月16日に、モデル選択でo4-miniなどに置き換わりました。
o3-miniの後継は何ですか?
単独の後継はありません。いまはGPT-6の中で、考える深さを選びます。無料版とGoは「Think」ボタン、PlusとProはスライダーです。
o3はまだ使えますか?
ChatGPTでは2026年8月26日で提供を終えました。APIのo3も、2026年6月11日の告知で2026年12月11日に終了する予定です(代わりはgpt-5.6-sol)。
o3-miniとo1は、どちらが賢かったのですか?
OpenAIの公開時の説明では、標準の設定でo1と同等で、深く考える設定では一部の試験でo1を上回りました。ただし、画像を読む作業ではo1を使うよう案内されていました。
SOURCES
- OpenAI「OpenAI o3-mini」(2025年1月31日、アーカイブ) openai.com/index/openai-o3-mini
- OpenAI「Introducing OpenAI o3 and o4-mini」(2025年4月16日、2025年4月18日時点のアーカイブ) openai.com/index/introducing-o3-and-o4-mini
- OpenAI「Introducing GPT-5」(2025年8月7日) openai.com/index/introducing-gpt-5
- OpenAI Help Center「Retiring GPT-4o and other ChatGPT models」(2026年2月13日の項、アーカイブ) help.openai.com/en/articles/20001051
- OpenAI Help Center「ChatGPT release notes」(2026年10月21日時点のアーカイブ) help.openai.com/en/articles/6825453
- OpenAI「Deprecations」(2026年4月22日の告知を含む。アーカイブを2026年10月26日確認) developers.openai.com/api/docs/deprecations
- OpenAI Help Center「GPT-6 and other models in ChatGPT」(2026年10月26日確認) help.openai.com/en/articles/20001354
- ChatGPT「プランと料金」(2026年10月26日確認) chatgpt.com/ja-JP/pricing
- ITmedia NEWS「ChatGPT、無料版を含む全ユーザーに『GPT-6』」(2026年10月8日) itmedia.co.jp/news/article/2610/08/2000002119
「HowtoAI」は、2024年から multifverse.com で続けてきたAI活用の解説シリーズです。社名があたたかいデジタル(ATATAKAI Digital)に変わったことにともない、2026年10月からはこのブログの一つのカテゴリーとして続けていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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最終更新 2026年10月26日