Haiper AIの使い方は?サービス終了と、いま無料で試せる動画生成AI
「Haiper AIの使い方」を紹介した記事を、サービスの終了に合わせて書き直しました。Haiperは2025年2月に一般向けサービスを終え、創業者はMicrosoftへ、動画生成モデルはNetMind.AIに売却されたと報じられています。何が起きたのか、当時の記事の答え合わせ、いま無料で試せる動画生成AIをまとめます。

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?この記事はこんな方に
- 「Haiper AI 使い方」で調べて、サイトが開かない・ログインできないと困っている方
- Haiperで作った動画を、仕事やSNSで使ってよいか気になっている方
- Haiperの代わりに、無料で試せる動画生成AIを探している方
!この記事でわかること
- Haiper AIがいつ、どのように終わったのか
- 2024年の使い方記事で、何が当たって何が外れたか
- 手元の動画の扱い方と、いま試せる代わりのツール

こんにちは、ヒカリです。
「Haiper AIの使い方」を調べてここに来た方に、先にお伝えします。Haiper AIは2025年2月に一般向けのサービスを終えたと報じられていて、いまの公式サイトにはロゴが表示されるだけです。この記事では、何が起きたのか、2024年に私たちが書いた記事は何が当たって何が外れたのか、そしていま無料で動画を試すならどうするかを、順番に一緒に整理していきますね。
Haiper AIに何が起きたのか
Haiper AI(ハイパーAI)は、ロンドンのスタートアップHaiperが提供していた動画生成AIです。文章や画像、動画から短い動画を作れて、無料で試せることから2024年に注目されました。
欧州のスタートアップを取材する英メディアSiftedによると、Haiperは2025年2月に一般向けのサービスを終えました。3月には共同創業者の2人がMicrosoftのAI部門に移り、6月には動画生成モデルがロンドンのNetMind.AIに売却されたと報じられています。会社ごと買収されたわけではなく、人とモデルが別々の会社に移った形です。
主な出来事を時系列で並べます。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2021年 | 元Google DeepMindの研究者、Yishu Miao氏とZiyu Wang氏がロンドンで創業。2022年4月に540万ドルの初期資金を調達。 |
| 2024年3月 | 1,380万ドルのシード資金の調達とともに公開。テキストから動画を無料で作れた。無料の動画は高画質で2秒、画質を少し落とすと最大4秒。 |
| 2024年7月 | 新モデル「Haiper 1.5」。動画は最大8秒になり、1080pに高画質化する機能も加わった。8秒の生成と高画質化は、年払いで月24ドルのProプラン向け。利用者は150万人を超えたと発表。2024年の記事はこの時期に書いた。 |
| 2024年10月 | 「Haiper 2.0」を発表。利用者は450万人を超えたとし、画像から動画を作る「テンプレート」機能も追加。 |
| 2024年12月 | 「Haiper 2.5」をAPIで企業向けに提供し、動画編集サービスのVEEDに組み込まれる。Haiperの年末の発表によると、利用者650万人、作られた動画と画像は5,200万本を超えたとした。 |
| 2025年2月 | 一般向けのサービスを終了(Siftedが関係者2人の話として報道)。 |
| 2025年3月 | 共同創業者2人と研究者1人がMicrosoft AIに移る。残る約20人の社員は、企業向け(B2B)への転換を進めていると報じられた。 |
| 2025年6月 | NetMind.AIがHaiperの動画生成モデルを買収(金額は非公表)。社員の一部も採用する計画と報じられた。 |
| 2026年10月 | 公式サイト haiper.ai にはロゴが表示されるだけで、ログイン画面も料金ページもない(2026年10月26日確認)。 |
ヒカリちゃんのまとめまとめると、Haiper AIは公開から約11か月で一般向けのサービスを終え、チームとモデルは別々の会社に移りました。いまは公式サイトから動画を作ることはできません。
Haiper AIはなぜ続かなかったのか
Haiperは、サービスを終えた理由を説明する公式の発表を出していません。私たちが探した範囲では、利用者向けの終了のお知らせも見つかりませんでした。わかっているのは、報道された次のような事実です。
資金。英BusinessCloud(2025年3月21日)によると、公開された決算では、Haiperの手元の現金は2024年7月末時点で350万ポンドでした。1年前の1,090万ポンドから大きく減っています。同社は2024年中に次の大きな資金調達(シリーズA)を計画していたとされます。
人。Siftedによると、Microsoft AIはここ数か月で多くのAI研究者を採用しており、Haiperの共同創業者2人もそこに加わりました。会社を買わずに中心となる人を採用する動きは、Microsoftが2024年にInflection AIの社員を大量に採用した例と重ねて伝えられています。
モデルの行き先。2025年6月にモデルを買ったNetMind.AIは、計算資源を共有するプラットフォームを運営するロンドンの会社です。Haiperでビジネス担当の副社長を務め、NetMindに移った人物は、Siftedに対して、製品もチームも打ち切られずに済んだ前向きな結果だと話しています。
ヒカリちゃんのまとめ公式な理由は示されていません。資金の数字や人の動きは報道によるものなので、事実と推測を分けて読んでくださいね。
2024年の「Haiper AIの使い方」記事の答え合わせ
私たちは2024年7月、Haiper 1.5が出た直後に、Haiper AIの使い方を画面つきで紹介しました。当時書いたことを、いまわかっている情報と、記事に載せた当時の画面で確かめます。
| 当時書いたこと | いま振り返ると | 判定 |
|---|---|---|
| 無料プランは1日10回、毎月300クレジット、同時に3本まで作れる | 当時の料金画面と一致する。 | 当時は正確 |
| 無料プランでも、透かしのない動画を作れて、商用利用もできる | 記事に載せた料金画面では、無料プランのこの欄はどれも「×」。3つとも使えたのは、いちばん高いProプランだけだった。 | 当時から誤り |
| Explorerは月8ドル、Proは月24ドルで、どちらも商用利用できる | 価格は年払いにしたときの月額。Explorerは、画面上では商用利用も「×」だった。 | 半分当たり |
| 文章・画像・動画の3つから動画を作れ、1本1〜2分で仕上がる | 私たちが試したときの結果どおり。無料で作った動画は4秒で、右上にHaiperのロゴが入っていた。 | 当たり |
| SoraやKlingは、限られた人しか使えない | Klingは2024年7月に海外向けのベータ版を公開し、Soraも2024年12月に一般公開された。そのSoraも2026年4月に終了している。 | いまは違う |
| 無料プランは「永遠に無料」。今後の発展が楽しみ | 記事から約7か月後に、一般向けのサービスそのものが終わった。 | 外れ |
いちばんの間違いは、自分たちが載せた料金表の「×」を読み違えたことです。
2024年の記事は、無料プランでも透かしのない動画を作れて、商用で使えると書きました。ところが、同じ記事に載せた料金画面では、無料プランのその欄に「×」が付いていました。仕事で使おうとした読者にとって、いちばん大事なところを誤って伝えていました。お詫びして訂正します。
当時の作成画面では、入力欄の下に「Ghibli」「Arcane」「Lego」といった、実在のスタジオや作品、ブランドの名前のスタイル候補が並んでいました。似た雰囲気の動画を作れることと、それを使ってよいことは別の話です。2024年の記事は、この点にも触れていませんでした。
ヒカリちゃんのまとめ操作の手順や無料枠の数字は、当時としては正確でした。間違えたのは商用利用ができるかどうかで、ここは私たちがいちばん反省しているところです。
Haiperで動画を作っていた方へ
Haiperの公式サイト(haiper.ai)は、2026年10月26日の時点でロゴが表示されるだけです。以前のアプリのアドレス(app.haiper.ai)もこのページに転送され、ログインや作品の一覧を開く画面はありません。料金ページも表示されなくなっています。
手元に動画が残っている方は、次の順に確かめてください。
- ダウンロード済みの動画を探す。パソコンやスマホ、共有ドライブに保存したものが、いま手元にある動画のすべてと考えてください。サービスの中に残した動画を取り出す方法は、私たちは見つけられませんでした。
- 仕事で使った動画は、作ったときのプランを確かめる。当時の料金画面では、商用利用ができたのはProプランだけでした。無料プランやExplorerで作った動画を広告や商品紹介に使っている場合は、差し替えを考えてください。
- 実在の人物や既存の作品に似た動画は使わない。プランに関係なく、肖像権や著作権の問題になりえます。
ヒカリちゃんのまとめHaiperの動画は、自分で保存したものしか残っていないと考えてください。仕事で使っている動画は、作ったときのプランをもう一度確かめておくと安心です。
いま無料で試せる動画生成AI
Haiperと同じように、文章や画像から短い動画を作れて、日本からすぐに試せるものを挙げます。「無料で試せる」ことと「無料で作った動画を仕事に使える」ことは別なので、両方を書いておきます。
中国の快手科技が開発した動画生成AI。日本語の画面で使え、毎月無料のクレジットを受け取れます。無料で作った動画は商用利用できず、商用利用はStandard以上から。始め方はKling AIの使い方にまとめました。
無料プランでもFlowは使えますが、機能一覧に動画生成が入るのは月725円のAI Plusからです。AI PlusにはFlowのクレジットが200付きます。Proは月2,900円です。
動画生成の専門サービス。無料プランは最初に125クレジットが付くだけで、毎月は増えません。透かしがなくなるのはStandardから。年払いなら月12ドルです。
2024年の記事で「無料で誰でも試せる」と紹介したサービス。いまの料金ページには無料プランの記載がなく、いちばん安いPlusに商用利用が含まれています。
Klingの料金は公式の料金ページを同じシリーズの記事で、Google・Runway・Lumaの料金は各社の公式ページで、いずれも2026年10月26日に確認したものです。割引や改定がよくあるので、契約の前に必ず確かめてください。
なお、2024年の記事で「限られた人しか使えない」と書いたOpenAIのSoraは、2026年4月にサービスを終えています。経緯はSoraの記事にまとめました。
ヒカリちゃんのまとめまず試すならKlingかRunwayの無料枠、仕事で使うなら商用利用できるプランから選んでください。どのツールでも、作った動画を手元に保存できるかを先に確かめておくと安心です。
小さな会社がHaiper AIの終了から学べること
Haiperは、公開から9か月で650万人の利用者を集めたと発表していました。それでも、一般向けのサービスは約11か月で終わりました。私たちが探した範囲では、利用者へのお知らせも見つかっていません。無料のAIツールを仕事に取り入れるとき、私たちは次の4つを先に決めるようにしています。
- 料金表の「商用利用」の欄を、使い始める前に読む。無料プランで作ったものを、あとから仕事に転用しない。
- 作ったものは、その日のうちに手元に保存する。サービスの中に置きっぱなしにしない。
- 新しいサービスは、終わることがある前提で使う。一つのツールにしかない機能に、業務を寄せすぎない。
- 指示文(プロンプト)は自分で残しておく。2024年の記事で使った「青い月明かりの古い森を、光る妖精が飛び回る」のような具体的な描写は、ほかの動画生成AIでもそのまま使えます。
ヒカリちゃんのまとめツールは終わることがありますが、作った動画と指示文は自分の手元に残せます。使ってよいかどうかは、料金表の小さな「×」まで確かめてくださいね。
Haiper AIについてよくある質問
Haiper AIはもう使えませんか?
使えません。公式サイトはロゴが表示されるだけで、ログインも動画の作成もできません(2026年10月26日確認)。報道によると、一般向けのサービスは2025年2月に終わっています。
Haiper AIはMicrosoftに買収されたのですか?
会社ごと買収されたわけではありません。2025年3月に共同創業者2人と研究者1人がMicrosoft AIに移り、6月に動画生成モデルがNetMind.AIに売却されたと報じられています。
Haiperの無料プランで作った動画は、商用利用できますか?
2024年当時の料金画面では、無料プランの商用利用には「×」が付いていて、商用利用ができたのはProプランだけでした。いまは規約のページも見られないので、仕事で使う動画は、商用利用できるほかのツールで作り直すほうが安心です。
Haiperの代わりに、無料で試せる動画生成AIはありますか?
Kling AIは毎月の無料クレジットで、Runwayは最初に付く無料クレジットで試せます。どちらも無料の範囲では透かしや商用利用に制限があるので、仕事で使うときは有料プランの条件を確かめてください。
SOURCES
- TechCrunch「Competition in AI video generation heats up as DeepMind alums unveil Haiper」(2024年3月5日) techcrunch.com
- VentureBeat「Exclusive: Meet Haiper 1.5, the new AI video generation model challenging Sora, Runway」(2024年7月16日) venturebeat.com
- THE BRIDGE「元Google DeepMind研究者らが創業、英Haiperが新たな動画生成AIを公開」(2024年7月18日) thebridge.jp
- PR Newswire「AI Platform Haiper Launches Powerful 2.0 Video Model For Increased Realism And Faster Generations」(2024年10月28日) prnewswire.co.uk
- Haiper「Haiper Launches Its 2.5 Model-Powered API with VEED」(2024年12月18日、2025年3月24日時点のアーカイブ) haiper.ai/blog/haiper-partners-with-veed
- Haiper「AI Video Startup Haiper.ai Redefines Generative AI in Under a Year」(2024年12月20日、2025年3月24日時点のアーカイブ) haiper.ai/blog/2024-year-end-wrap-up
- Sifted「Exclusive: Microsoft scoops up talent from AI video startup Haiper」(2025年3月20日、2025年3月22日時点のアーカイブ) sifted.eu
- BusinessCloud「Confusion as AI video startup's co-founders leave for Microsoft」(2025年3月21日) businesscloud.co.uk
- Sifted「Exclusive: Haiper AI sold for parts after Microsoft poaches cofounders」(2025年6月23日、2025年7月3日時点のアーカイブ) sifted.eu
- Haiper 公式サイト(2026年10月26日確認) haiper.ai
- 2024年7月の当シリーズの記事に掲載した、Haiper AIの料金プラン画面と作成画面(当時の画面)
- KrASIA「Kuaishou's Kling AI video generator launches globally to challenge OpenAI's Sora」(2024年7月29日) kr-asia.com
- 窓の杜(2024年12月10日) forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1646191.html
- OpenAI Help Center「What to know about the Sora discontinuation」(2026年10月22日時点のアーカイブ) help.openai.com/en/articles/20001152
- Kling AI「Membership Plan」料金ページ(2026年10月26日確認、HowtoAI 03の調査による) kling.ai/app/membership/membership-plan
- Google「Google AI のプランと料金(日本)」(2026年10月26日確認) gemini.google/jp/subscriptions
- Runway Pricing(2026年10月26日確認) runway.com/pricing
- Luma AI Pricing(2026年10月26日確認) lumalabs.ai/pricing
「HowtoAI」は、2024年から multifverse.com で続けてきたAI活用の解説シリーズです。社名があたたかいデジタル(ATATAKAI Digital)に変わったことにともない、2026年10月からはこのブログの一つのカテゴリーとして続けていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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最終更新 2026年10月26日