Geminiで語学学習|Little Language Lessonsの使い方とGoogle翻訳の練習機能
GoogleのAI語学学習ツール「Little Language Lessons」はいまも使えますが、画面と解説は日本語に対応していません。英語を学ぶ場合の使い方と、Google翻訳の「練習」機能の日本での状況、Geminiアプリで日本語の解説つきで練習する方法をまとめます。

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?この記事はこんな方に
- 「Gemini 語学学習」や「Little Language Lessons 使い方」を調べている方
- 仕事や出張で使う英語を、すき間時間にAIで練習したい方
- Google翻訳の「練習」機能が、自分のアプリに出てこない方
!この記事でわかること
- Googleの語学学習AIツール3つが、2026年10月にどうなっているか
- Little Language Lessonsの使い方と、日本語話者がつまずく点
- Google翻訳とGeminiアプリで、いま日本からできる練習のしかた

こんにちは、ヒカリです。
2025年に紹介したGoogleの語学学習ツール3つ(Little Language Lessons)は、いまもGoogle Labsで使えます。ただ、画面は日本語に対応しておらず、Google翻訳の「練習」機能も日本ではまだ使えません。この記事では、いまの状況と使い方、日本語の解説つきで練習できるGeminiアプリでの方法、そして2025年の記事の答え合わせを、順番に見ていきますね。
Geminiの語学学習ツール「Little Language Lessons」はいまどうなっているか
Google Labsの「Little Language Lessons」は、2026年10月26日の時点でも labs.google/lll で公開されています。私たちが日本から開いたところ、トップページと3つの実験の一覧が表示されました。正式なサービスではなく、いまも「初期段階の実験」という位置づけです。
3つの実験の中身は、公開したときから変わっていません。
| 実験 | できること |
|---|---|
| Tiny Lesson | 「タクシーに乗る」のような場面を入れると、その場面で使う単語、フレーズ、文法のヒントを出す。 |
| Slang Hang | ネイティブ同士の会話をAIが作る。スラングや慣用句、地域の言い回しに下線がつき、意味を確かめられる。 |
| Word Cam | 写真を撮ると、Geminiが見分けた物に学びたい言語の名前をつけ、関連するフレーズを出す。 |
どの実験でも、音声のアイコンを押すと単語やフレーズの発音を聞けます。公開からいままでの動きを並べます。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年4月29日 | Google LabsがLittle Language Lessonsを公開。開発者ブログで、Gemini API、翻訳のCloud Translation API、読み上げのCloud Text-to-Speech APIで作ったと説明した。 |
| 2025年5月 | 公開直後のサイトでは、学ぶ言語の選択肢は22(英語の米・英・豪のような地域の違いを別に数えた数)。画面の言語は英語・スペイン語・フランス語・ブラジルポルトガル語の4つで、日本語はなかった。私たちの記事はこの時期に書いた。 |
| 2025年10月 | ウェブアーカイブに残るサイトでは、学ぶ言語の選択肢が32に増えている(タイ語、ベトナム語、ポーランド語などが加わった)。 |
| 2026年10月26日 | 学ぶ言語の選択肢は33(ウルドゥー語が加わった)。画面の言語は4つのまま。新しい実験は加わっていない。 |
日本語で使う人にとって大事なのは、画面の言語が増えていないことです。英語を学ぶ場合も、画面の言語には英語などを選ぶことになり、単語の訳や解説もその言語で表示されます。
ヒカリちゃんのまとめLittle Language Lessonsは終わっておらず、学べる言語はむしろ増えています。ただ、画面と解説が日本語にならない点は、2025年から変わっていません。
Little Language Lessonsの使い方(英語を学ぶ場合)
英語を学びたい日本語話者を例に、始め方をまとめます。パソコンでもスマホでも、ブラウザで開くだけです。サイトのFAQでは、最新版のChromeで使うことを勧めています。
- labs.google/lll/en を開き、「Start」を押す。3つの実験が並んだページに移ります。
- 最初の注意書きを読む。「Before you begin」という画面に、生成AIの答えは不正確だったり足りなかったりすることがあり、信頼できる資料と照らし合わせるよう書かれています。「I understand」にチェックを入れて「Continue」を押します。
- 画面の言語を選ぶ。右上のメニューで、English、Español、Français、Português brasileiro から選びます。日本語はないので、英語を学ぶなら English のままで構いません。
- 実験を選び、学びたい言語を選ぶ。「Try it」を押し、「Language」で English (US)、English (UK)、English (AU) などを選びます。
- 音声で発音を確かめる。結果の横にある音声のアイコンを押すと、読み上げを聞けます。
Tiny Lesson:仕事の場面から単語とフレーズを出す
「Purpose or theme」の欄に場面を入れて「Generate」を押します。入力例として、taking a taxi(タクシーに乗る)や finding a lost passport(なくしたパスポートを探す)が出ています。結果は Vocabulary(単語)、Phrases(フレーズ)、Tips(文法のヒント)の3つに分かれます。
仕事で使うなら、「a first online meeting with a new client(新しい取引先との初めてのオンライン会議)」のように、自分の場面に寄せて入れるのがおすすめです。2025年の報道では、場面の入力に日本語も使えたとされています。
Slang Hang:ネイティブ同士の会話を読む
学びたい言語と、必要なら方言を選びます。「友人同士がランチで近況を話す」といった場面の説明が出たあと、会話が1行ずつ表示されます。下線のついた語句にカーソルを合わせるかタップすると意味がわかり、翻訳のアイコンを押すとセリフの訳が出ます。訳は、選んだ画面の言語で表示されます。
Word Cam:身の回りの物を写して覚える
学びたい言語を選び、カメラの使用を許可して写真を撮ります。Geminiが見分けた物にラベルがつき、ラベルを押すとその物について話すためのフレーズが出ます。スマホでは縦向きで使う作りになっています。
ヒカリちゃんのまとめ解説が英語で出るので、英語を始めたばかりの方には少しハードルがあります。場面を自分の仕事に寄せて入れるのが、いちばん役に立つ使い方です。
Google翻訳の「練習」機能は日本で使える?
2025年8月、Google翻訳のアプリに、語学の練習ができる「練習(Practice)」機能がベータ版で加わりました。習熟度と目的を選ぶと、AIが場面に合わせた練習を作ります。音声を聞いて聞こえた単語を選ぶ「リスニング」と、AIと会話して課題をこなす「スピーキング」の2種類です。2025年12月には、続けた日数を数える記録や、話し方へのフィードバックも加わりました。
ただ、2026年10月26日にGoogleのヘルプで確かめたところ、日本ではまだ使えません。Googleの語学まわりの機能を、日本で使えるかどうかで整理します。
| 機能 | 日本では(2026年10月26日時点) |
|---|---|
| Google翻訳の「練習」 | 使えない。限定的なベータ版で、対象の国と地域に日本は入っていない。アジア太平洋ではオーストラリア、インド、台湾などが対象。学べる組み合わせも、英語話者がフランス語・ドイツ語・ポルトガル語・スペイン語を学ぶ場合と、ベンガル語やオランダ語など11言語の話者が英語を学ぶ場合に限られ、日本語話者が英語を学ぶ組み合わせはない。 |
| Google翻訳の発音練習 | 使えない。2026年4月に、Android版で米国とインドの英語・スペイン語・ヒンディー語から始まった。 |
| Google翻訳のライブ翻訳 | 使える。2026年3月27日から、iOS版とAndroid版で。ヘッドホンをつけると、相手の話を70以上の言語でリアルタイムに訳して聞ける。 |
| Little Language Lessons | サイトは開ける。画面と解説は英語などで、日本語はない。 |
| Geminiアプリ | 使える。声で話す「Gemini Live」は無料プランに含まれる。 |
日本向けの準備を示す手がかりはあります。アプリを解析しているブログ「Jetstream」は、2026年3月に配信されたAndroid版で、「練習」機能の画面の文言(「聴く」「発音」など)に日本語訳が入っていたと伝えました。ただ、これは公式の発表ではなく、同じブログは2026年6月の時点でも「日本語環境ではまだ展開されていない」と書いています。
いま日本で使えるライブ翻訳は、練習用の機能ではありません。ただ、Googleは使い道の例として、外国語の講義や番組を見るときの利用を挙げています。英語の動画を聞きながら、聞き取れなかったところの意味を確かめる使い方はできます。
ヒカリちゃんのまとめGoogle翻訳の練習機能は、日本ではまだ待つ段階です。いま使えるライブ翻訳は、聞き取った英語の意味を確かめる助けになります。
Geminiアプリで語学学習をする方法(日本語の解説つき)
解説を日本語で受け取りたいなら、Geminiアプリに同じことを頼むのが近道です。Little Language Lessonsも、Geminiに指示を送って単語や会話を作らせる仕組みです。それぞれの実験に近いことを、Geminiへの頼み方の例として並べます。
| やりたいこと | Geminiへの頼み方(例) |
|---|---|
| Tiny Lessonのように、場面の単語を覚える | 「あなたは英語と日本語に詳しい語学の先生です。新しい取引先と初めてオンライン会議をする場面で使う英単語を10個、フレーズを5つ、文法のポイントを2つ、日本語の訳と短い解説つきで表にしてください。」 |
| Slang Hangのように、くだけた会話を読む | 「米国の同僚2人が、ランチで週末の話をする短い会話を、くだけた英語で8往復作ってください。スラングと慣用句には番号をつけ、会話のあとで日本語の意味と、仕事の場で使ってよいかを説明してください。」 |
| Word Camのように、身の回りの物を覚える | 机の上などの写真を添えて、「この写真に写っている物を英語で5つ挙げ、それぞれ例文を1つずつ、日本語訳つきで書いてください。」 |
| 声に出して会話を練習する | スマホのGeminiアプリで「Gemini Live」を開き、「英語で話す練習をしたいです。私はホテルの受付、あなたは海外からのお客さんです。私の英語が不自然なところは、会話が終わってからまとめて直してください」と話しかける。 |
毎回同じ指示を書くのが手間なら、指示を保存しておける「Gem」にしておくと、次からは場面を伝えるだけで済みます。Gemini LiveとGemは、どちらも無料プランで使えます。Gemini Liveはスマホのアプリの機能で、Web版のGeminiでは使えません。
使う量が増えて上限に当たるようなら、有料プランがあります。日本の料金は、Google AI Plus が月725円、Google AI Pro が月2,900円、Google AI Ultra が月14,500円からです(Googleの料金ページで2026年10月26日に確認)。語学の練習だけなら、まず無料プランで試してから考えれば十分です。
パソコンで英語のWebページを読みながら意味を確かめたい場合は、Chromeに組み込まれたGeminiも使えます。使い方はGemini in Chromeの記事にまとめています。
ヒカリちゃんのまとめ日本語の解説がほしいときは、Geminiアプリに「先生役」を頼むのがいちばん手軽です。会社や取引先の情報は入れずに、場面だけを伝えて練習してくださいね。
Geminiの語学学習ツールを紹介した2025年の記事の答え合わせ
私たちは2025年5月、公開されたばかりのLittle Language Lessonsを紹介しました。当時書いたことが、いまから見てどうだったかを確かめます。
| 当時書いたこと | いま振り返ると | 判定 |
|---|---|---|
| GoogleがGeminiを使った語学学習ツール3つ(Tiny Lesson、Slang Hang、Word Cam)を公開した | 公式発表どおり。いまも同じ3つが公開されている。 | 当時は正確 |
| Tiny LessonはGemini APIを2回使い、単語、ローマ字表記、訳を出す | 開発者ブログの説明どおり。ローマ字表記は、ラテン文字以外で書く言語のときに出る。 | 当時は正確 |
| Slang HangはCloud Translation APIによる日本語訳もサポート | 訳は「画面の言語」で出る。画面の言語は当時もいまも英語・スペイン語・フランス語・ブラジルポルトガル語で、日本語訳は出ない。 | 外れ |
| すべてのツールで発音を聞ける | いまも同じ。 | 当たり |
| Googleアカウントがあれば誰でも試せる | 実験としての公開は続いている。ただし、サイトには「18歳以上でないと使えない」という表示が用意されている。 | 半分当たり |
| 今後は教育者との連携を通じて、さらに進化していく | 学ぶ言語の選択肢は22から33に増えた(地域の違いを別に数えた場合)。一方で、新しい実験や日本語の画面は加わっていない。開発者ブログも、教育者との連携は「これからの問い」として書いていた。 | 半分当たり |
| AIが一人ひとりに寄り添う語学学習を可能にしていく | Googleは同じ考え方をGoogle翻訳の「練習」機能に広げた。ただ、日本はまだ対象外。 | 半分当たり |
いちばんの見落としは、日本語で使えるかを確かめなかったことです。
日本の読者に向けた記事なのに、画面や解説が日本語にならないことを書いていませんでした。それどころか「日本語訳もサポート」と、逆のことを書いていました。AIの答えをそのまま信じず、ほかの資料と照らし合わせるようGoogle自身が勧めていることにも、触れていませんでした。
ヒカリちゃんのまとめ3つのツールの説明は、当時としてほぼ正確でした。外れたのは日本語への対応で、ここは読者にとっていちばん大事なところでした。
語学学習AIを使うときの注意と、続けるコツ
Little Language LessonsでもGeminiアプリでも、AIが作る教材には同じ注意が当てはまります。私たちは次の4つを決めてから使うようにしています。
- AIの答えは確かめる。Little Language LessonsのFAQには、不正確な内容や不適切な内容が出ることがあり、完全には取り除けないと書かれています。特にスラングは、場面を間違えると失礼になります。仕事のメールや会議では、辞書や信頼できる資料で確かめた表現を使います。
- 写すもの、入れるものに気をつける。カメラで練習するときは、人の顔、社内の書類、パソコンの画面を写さないようにします。Little Language Lessonsは利用者のデータを保存しないとFAQに書いていますが、Geminiアプリは会話を保存し、一部を人が確認します。
- 作った教材の扱いを決めておく。AIが作った例文や会話を社内研修の資料などに使うなら、内容を人が確かめてからにします。
- 覚えたい表現は自分の手元に残す。Labsの実験は、FAQ自身が「期間限定のことがある」と書いています。同じGoogle Labsの音楽生成AIはMusicFXのように終了し、画像生成AIはWhiskのようにFlowへ移りました。気に入ったフレーズは、自分のノートや単語帳に写しておくと安心です。
ヒカリちゃんのまとめAIは場面に合った教材をすぐ作ってくれますが、正しさの確認と情報の扱いは私たちの役目です。覚えた表現は、ツールではなく自分の手元に残していきましょう。
Geminiでの語学学習についてよくある質問
Little Language Lessonsは日本語で使えますか?
画面と解説は日本語に対応していません。選べるのは英語、スペイン語、フランス語、ブラジルポルトガル語です(2026年10月26日時点)。日本語の解説がほしい場合は、Geminiアプリに同じことを頼む方法が使えます。
Little Language Lessonsは無料ですか?
サイトに料金の案内や有料プランはなく、Google Labsの実験として公開されています。FAQには、使いすぎを防ぐ上限のために、利用の回数を数えていると書かれています。
Google翻訳に「練習」が出てきません。
2026年10月26日時点で、日本は「練習」機能の対象の国と地域に入っていません。アプリの設定の問題ではありません。日本ではライブ翻訳が使えます。
外国から来たスタッフが日本語を学ぶのにも使えますか?
Tiny LessonとWord Camでは、学ぶ言語に日本語を選べます。画面の言語は英語、スペイン語、フランス語、ブラジルポルトガル語から選べます。Slang Hangは、日本語の会話には対応していません。
SOURCES
- Google Labs「Little Language Lessons」(2026年10月26日確認) labs.google/lll/en
- Google Blog「Try Little Language Lessons, learning experiments using Gemini」(2025年4月29日) blog.google
- Google for Developers Blog「How It's Made: Little Language Lessons uses Gemini's multilingual capabilities to personalize language learning」(2025年4月29日) developers.googleblog.com
- ITmedia NEWS「Google、Gemini活用の言語学習体験「Little Language Lessons」公開」(2025年5月1日) itmedia.co.jp/news/articles/2505/01/news142.html
- Internet Archive「Little Language Lessons」(2025年5月3日のアーカイブ) web.archive.org
- Internet Archive「Little Language Lessons」(2025年10月4日のアーカイブ) web.archive.org
- Google Translate ヘルプ「翻訳アプリで自分に合った会話を練習する」(2026年10月26日確認) support.google.com/translate/answer/16475590
- Google Blog「New AI-powered live translation and language learning tools in Google Translate」(2025年8月26日) blog.google
- Impress Watch「Google翻訳、会話を続けながら訳す「ライブ翻訳」 語学学習機能も」(2025年8月27日) watch.impress.co.jp/docs/news/2042165.html
- Google Blog「Bringing state-of-the-art Gemini translation capabilities to Google Translate」(2025年12月12日) blog.google
- Impress Watch「Google翻訳、日本でも「ライブ翻訳」に対応 声のトーンやリズムも維持」(2026年3月27日) watch.impress.co.jp/docs/news/2097068.html
- Impress Watch「Google翻訳20周年、10億人が使うサービスに 新機能は「発音練習」」(2026年4月29日) watch.impress.co.jp/docs/news/2105602.html
- Jetstream「Google Translate “Practice” Feature Nears Japan Launch: App Teardown Reveals Localization Efforts」(2026年3月10日) jetstream.blog
- Jetstream「Google 翻訳「連続練習記録」ウィジェット追加へ【アプリ解析】」(2026年6月23日) jetstream.blog
- Google「Google AI のプランと料金(日本)」(2026年10月26日確認) gemini.google/jp/subscriptions
- Gemini アプリ ヘルプ「Gemini Live で自然に会話する」(2026年10月26日確認) support.google.com/gemini/answer/15274899
- Gemini アプリ ヘルプ「Gemini アプリのプライバシー ハブ」(2026年10月26日確認) support.google.com/gemini/answer/13594961
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最終更新 2026年10月26日