Sunoのカバー(Covers)の使い方|v6の手順と権利のルール
Sunoのカバー(Covers)機能の使い方を、いまのルールでまとめました。v6での手順、料金とダウンロードの上限、カバーした曲を仕事で使うときの権利の考え方まで整理します。

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?この記事はこんな方に
- 「Suno カバー 使い方」を調べていて、いまの手順を知りたい方
- 自分の曲や鼻歌を、別のジャンルに作り変えてみたい方
- 作ったカバーを動画やお店のBGMに使ってよいか気になっている方
!この記事でわかること
- 2026年10月時点のカバー機能の位置づけと使い方
- 料金、クレジット、ダウンロード上限のいまのルール
- カバーした曲を使うときの権利と、2024年の記事の答え合わせ

こんにちは、ヒカリです。
Sunoのカバー機能は、2026年10月のいまも使えます。ただ、モデルの世代が変わり、ダウンロードの数や権利のルールも大きく変わりました。この記事では、カバー機能がいまどうなっているか、使い方の手順、料金とダウンロードの上限、作った曲を使うときの権利、そして2024年の記事の答え合わせを、順番に見ていきますね。
Sunoのカバー機能はいまどうなっているか
Sunoの「Covers(カバー)」は、曲のメロディーを残したまま、ジャンルや雰囲気を別のスタイルに作り変える機能です。2024年9月に、有料のProとPremierの加入者向けに、早期アクセスのベータ版として始まりました。
2026年10月の時点でも、この機能は残っています。いまは「Remix(リミックス)」と呼ばれる機能のまとまりの一つという扱いです。Sunoのヘルプは、Remixにはカバーのほか、曲を後ろに延ばす「Extend」、プロンプトを使い回す「Reuse」、速さを変える「Speed」の4つが含まれると説明しています。
この2年で大きく変わったのは、機能そのものより、そのまわりのルールです。主な出来事を時系列で並べます。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年9月12日 | カバー機能を早期アクセスのベータ版として公開。Pro・Premierの加入者は最初の200回が無料で、その後は1回10クレジット。2024年の記事はこの発表をもとに書いた。 |
| 2025年11月 | ワーナー・ミュージック・グループ(WMG)と提携し、著作権をめぐる訴訟で和解。2026年にライセンスを受けた新しいモデルを出していまのモデルを引退させること、無料プランの曲はダウンロードできなくすることが示された。 |
| 2026年4月 | 米The Vergeの検証として、アップロードした音源の著作権フィルターが、速さを変えるなどの簡単な加工で通ってしまう例が報じられた。 |
| 2026年7月31日ごろ | ドイツのミュンヘン地方裁判所が、音楽著作権団体GEMAの訴えを認め、Sunoが6曲の著作権を侵害したと判断。判決は確定しておらず、Sunoは控訴を含めて検討すると表明した。 |
| 2026年8月6日 | 生成した曲への電子透かしと指紋(フィンガープリント)技術の導入を発表。アップロードされた音源と歌詞は、Audible MagicやMusixmatchなど外部の会社と組んで確かめるとした。 |
| 2026年9月3日 | ダウンロードの上限と、新しい利用規約が発効。 |
| 2026年9月9日 | 新しいモデル「v6」を公開。WMG、BMG、Believeと開発したと説明している。それまでのモデルはすべて引退した。 |
ヒカリちゃんのまとめカバー機能はなくなっていません。いまは「Remix」の仲間として、v6のモデルで動いています。大きく変わったのは、ダウンロードと権利のルールのほうです。
Sunoカバーの使い方(2026年10月の手順)
Sunoのヘルプでは、Web版でのカバーの作り方を次のように案内しています。
- ライブラリで、もとにする曲を選ぶ。自分がSunoで作った曲か、自分でアップロードした音源を使います。
- 「…」(More Actions)を押し、「Create」の中の「Cover Song」を選ぶ。
- 「Style of Music」に新しいスタイルを書く。たとえば「acoustic, bossa nova, soft female vocal」のように、ジャンル、楽器、歌声を短く並べます。必要ならタイトルも変えて、「Create」を押します。
- 聴き比べて、よいほうを残す。1回の生成で2曲できます。思った形にならないこともあるので、ヘルプも何度か試すことを前提にしています。
v6になって、使い方にもいくつか変化がありました。ヘルプの「v6 FAQ」から、カバーに関わる点を抜き出します。
| 変わった点 | 内容 |
|---|---|
| 言葉で頼める | シンプルモードでは、カバーかリミックスか延長かを自分で選ばなくても、頼んだ内容からv6が判断する。 |
| 素材を組み合わせる | Sunoの曲、プレイリスト、アップロードした音源、画像や動画を、一つのプロンプトにまとめて入れられる。 |
| Max Mode | クレジットは多くかかるが、もとの曲に近いカバーを作りたいときに勧められている。 |
| 古いモデルの曲 | v6より前のモデルで作った曲もカバーできる。新しくできる版はv6で生成され、もとの音源は変わらない。 |
自分の鼻歌や演奏から始めたいときは、作成画面の「Audio Upload」から、その場で録音するか、ファイルを読み込みます。アップロードした音源はライブラリに保存され、あとからカバーのもとにも使えます。
ヒカリちゃんのまとめ流れは2024年とほとんど同じで、曲を選んで新しいスタイルを書くだけです。もとの曲に近づけたいときはMax Mode、気軽に試すならシンプルモードで頼む、と覚えておくと便利です。
Sunoの料金・クレジット・ダウンロード上限
Sunoの料金ページと、2026年8月に発表されたダウンロードの方針をまとめます。料金はドル建てで、料金ページは2026年10月26日に確認しました。
| プラン | 料金 | クレジット | ダウンロード | 商用利用 |
|---|---|---|---|---|
| 無料 | 0ドル | 1日50 | 2026年9月3日より前に登録した人は、通算7曲まで試用のダウンロード(個人利用のみ) | できない |
| Pro | 月10ドル(年払いなら月8ドル相当) | 月2,500 | 月20曲 | できる |
| Premier | 月30ドル(年払いなら月24ドル相当) | 月10,000 | 月60曲(Suno Studioからの書き出しは上限なし) | できる |
上限を超えた分のダウンロードは、追加で買えます。日本のApp Storeにある公式アプリは日本語に対応していて、アプリ内課金として「Pro Plan」1,500円、「Premier Plan」5,000円、ダウンロード1回分500円などが並んでいます(期間の表示はありません。2026年10月26日確認)。
クレジットは、v6での曲の生成が1回10クレジットで、2曲できます。2024年の発表では、カバーも新しい曲と同じ10クレジットでした。Max Modeを使うと、より多くかかります。使えるモデルは、無料プランが「v6-mini」だけで、ProとPremierは「v6」と、より自由な出方をする「v6-wild」も選べます。
ダウンロードの上限は、2026年9月3日より前に作った曲にもかかります。どのプランでも、作った曲はSuno上で再生と共有ができ、カバーやリミックスのもとにも使えます。
ヒカリちゃんのまとめいま気をつけたいのは、作れる数よりダウンロードできる数です。Proでも月20曲なので、残したい曲をしっかり選んでから保存すると無駄がありません。
Sunoでカバーした曲は使っていいのか(権利と商用利用)
カバーは、もとになる曲があって初めて成り立つ機能です。だからこそ、もとの曲が誰のものかで、使える範囲が大きく変わります。2026年9月3日に発効した利用規約と、Sunoのヘルプをもとに、よくある4つの場合を整理します。
| もとの曲 | カバーできるか | 商用利用 |
|---|---|---|
| 自分がSunoで作った曲 | できる | もとの曲もカバーも有料プランの加入中に作り、ダウンロードの上限内で保存したものは、商用利用できる。 |
| ほかの人がSunoで公開した曲 | 作者が「Allow Remixes」をオンにしている曲だけ。カバーには、もとの曲へのリンクが付く。 | できない。有料プランでも、個人的で非商用の利用に限られる。 |
| 自分で作詞作曲し、演奏した録音 | アップロードしてカバーできる。 | 有料プランで作ってダウンロードしたものは、商用利用できる。アップロードした音源の権利を自分が持っていることが前提。 |
| 市販の曲や、ほかの人の曲の録音 | アップロードできない(規約で禁止)。 | 使えない。 |
利用規約では、アップロードする音源について、必要な権利や許可を持っていることを利用者が保証します。他人の知的財産権を侵害するものは、アップロードしてはいけません。Sunoは2026年8月、アップロードされた音源と歌詞を外部の会社と組んで確かめると発表しました。その一方で、4月には、速さを変えるといった簡単な加工でフィルターを通ってしまう例が報じられています。
「アップロードできた」ことは、「使ってよい」という許可ではありません。
日本で使う場合の考え方も押さえておきます。文化庁は、2023年のセミナー資料や2024年3月の「AIと著作権に関する考え方について」で、AIで作ったものでも、既存の作品と似ていて(類似性)、その作品をもとにしている(依拠性)場合は、ふつうの作品と同じように著作権の侵害になりうると整理しています。カバー機能は、もとの曲のメロディーを残すことが目的です。他人の曲をもとにすれば、この2つに当てはまりやすいと考えておくのが安全です。
また、有料プランで商用利用の権利があっても、作った曲に著作権が認められるとは限りません。Sunoの利用規約も、作った曲に著作権が成立することは保証していません。声を使う機能も、登録できるのは自分の声だけと利用規約で定められています。
ヒカリちゃんのまとめ安心して使えるのは、自分で作った曲や、自分の録音から作ったカバーです。ほかの人の曲がもとになっているカバーは、個人で楽しむだけにとどめましょう。
2024年のSunoカバー記事の答え合わせ
私たちは2024年9月、カバー機能が出た直後に、その特徴と使い方を紹介しました。当時書いたことが、いまから見てどうだったかを確かめます。
| 当時書いたこと | いま振り返ると | 判定 |
|---|---|---|
| メロディーを保ったまま、新しいスタイルに変える機能 | いまのヘルプも同じ説明をしている。 | 当たり |
| ProとPremierの加入者向け。最初の200回は無料、その後は1回10クレジット | 当時の公式発表どおり。いまのヘルプは「最初の一部は無料」とだけ書き、回数は示していない。 | 当時は正確 |
| 「…」メニューから「Cover Song」を選ぶ | ヘルプの手順はいまも同じ。v6ではシンプルモードで頼めば、カバーかどうかをAIが判断するようになった。 | 半分当たり |
| ボイスメモから完成した楽曲まで、何でも新しいスタイルにできる | 自分の録音や自分の曲はいまも使える。他人の楽曲は、アップロードが規約で禁止されている。 | 半分当たり |
| ベータ版なので、もとの曲がそのまま返ってくることがある | ヘルプはいまも「ベータ」と書き、何度か試す前提で案内している。 | 当たり |
| これからも新しい機能が続々と出る | v6で、曲の一部の差し替えや、複数の曲を組み合わせるマッシュアップなどが加わった。 | 当たり |
| 作った曲の使い道には触れていない | いまは、商用利用はダウンロードの上限内に限られ、他人の曲のカバーは非商用に限られる。 | いまは違う |
いちばんの見落としは、「誰の曲ならカバーしてよいか」を書かなかったことです。
当時の記事は「お気に入りの曲に新しい服を着せるような感覚」と紹介しました。読んだ方が、好きなアーティストの曲で試したくなるのは自然です。でも、Sunoで扱ってよいのは自分に権利のある曲だけでした。機能の楽しさと同じくらい、そこをはっきり書くべきでした。
ヒカリちゃんのまとめ機能と料金の説明は、当時としては正確でした。足りなかったのは、もとの曲の権利と、作った曲の使い道の話です。いちばん反省しているところです。
仕事や副業でSunoのカバーを使う前の確認リスト
動画のBGM、お店で流す曲、イベントのテーマ曲などにカバーを使うとき、私たちは次の順番で確かめるようにしています。
- もとの曲が自分のものか確かめる。自分で作った曲、自分の録音、Sunoで自分が作った曲だけを使います。
- 有料プランに入っている間に作る。無料プランで作った曲は、個人的で非商用の利用に限られます。
- 使う曲だけを、正規の方法でダウンロードする。商用利用できるのは、上限内でダウンロードしたものです。再生中の音を録音したり、抜き出したりすることは規約で禁止されています。
- 実在の歌手の名前や、ほかの人の声は使わない。似せることが目的のプロンプトは、作れたとしても仕事には使いません。
- 記録を残す。もとの曲、プロンプト、作った日、そのときのプラン、ダウンロードした日をメモしておくと、あとで聞かれたときに説明できます。
- ファイルは自分の手元に置く。Sunoのモデルや規約は、この2年で何度も変わりました。使う曲は社内のドライブにも保存しておきます。
ヒカリちゃんのまとめもとの曲は自分のもの、作るのは有料プランの間、使う曲は正規にダウンロードして手元に保存。この3つを守るだけで、困ることはぐっと減りますよ。
Sunoのカバー機能についてよくある質問
Sunoのカバー機能は無料で使えますか?
ヘルプの「What is a Cover?」では、ProとPremierの加入者向けと書かれています。一方で、音源アップロードの記事には無料プランでもカバーできるとあり、記載がそろっていません。無料プランの曲は商用利用ができず、ダウンロードも限られるので、仕事で使うなら有料プランが前提です。
好きなアーティストの曲をアップロードして、カバーを作れますか?
できません。Sunoの利用規約では、権利を持っていない音源や、他人の著作権を侵害する音源のアップロードは禁止されています。フィルターを通ってしまった場合でも、使ってよいことにはなりません。
ほかの人がSunoで公開した曲のカバーを、YouTubeで収益化できますか?
できません。作者が「Allow Remixes」をオンにしている曲はカバーできますが、有料プランでも、個人的で非商用の利用に限られます。
2024年に古いモデルで作った曲も、カバーできますか?
できます。v6より前のモデルは引退しましたが、作った曲はライブラリに残り、カバーやリマスターができます。新しくできる版はv6で生成されます。
SOURCES
- Suno「Introducing Covers」(2024年9月12日) suno.com/blog/covers
- Suno Help Center「What is a Cover?」(2026年10月26日確認) help.suno.com/en/articles/2872257
- Suno Help Center「Remix FAQ's」(2026年10月26日確認) help.suno.com/en/articles/5663873
- Suno Help Center「v6 FAQ」(2026年10月26日確認) help.suno.com/en/articles/13924481
- Suno Help Center「How to Use: Audio Uploads」(2026年10月26日確認) help.suno.com/en/articles/6141569
- Suno「Pricing」(2026年10月26日確認) suno.com/pricing
- Suno「Terms of Service」(2026年8月10日改訂、9月3日発効。2026年10月26日確認) suno.com/terms
- Suno「An update to our downloads policy and Terms of Service」(2026年8月10日) suno.com/blog/suno-updates-tos
- Suno「Introducing v6」(2026年9月9日) suno.com/blog/introducing-v6
- Music Business Worldwide「Suno limits Pro subscribers to 20 song downloads per month」(2026年8月11日) musicbusinessworldwide.com
- Music Week「Warner Music Group settles lawsuit and signs AI licensing deal with Suno」(2025年11月26日) musicweek.com
- Engadget「Suno is adding audio watermarks so AI-generated songs are more easily identifiable」(2026年8月6日) engadget.com
- heise online「Suno: Copyright blocks for AI music are easy to bypass」(2026年4月7日) heise.de/-11246932
- t-online「Münchner Gericht schützt Musiker gegen KI-Nutzung」(2026年7月31日) t-online.de
- App Store「Suno スーノ: AI音楽作成・作曲アプリ」(2026年10月26日確認) apps.apple.com/jp/app/id6480136315
- 文化庁「AIと著作権について」(「AIと著作権に関する考え方について」2024年3月15日ほか。2026年10月26日確認) bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/aiandcopyright.html
- INTERNET Watch「AIによる生成物は「著作物」にあたるか? 文化庁が「AIと著作権」セミナー映像と資料を公開」(2023年6月29日) internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1512156.html
- Music Business Worldwide「Warner Music Group settles with Suno, strikes first-of-its-kind deal with AI song generator」(2025年11月25日) musicbusinessworldwide.com
「HowtoAI」は、2024年から multifverse.com で続けてきたAI活用の解説シリーズです。社名があたたかいデジタル(ATATAKAI Digital)に変わったことにともない、2026年10月からはこのブログの一つのカテゴリーとして続けていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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最終更新 2026年10月26日

