CES 2025のAIウェアラブル、その後|HallidayとOmiは発売されたか
CES 2025で注目されたHallidayのスマートグラスとOmiが、その後発売されたのか、いくらになったのか、日本で買えるのかを確かめました。2つとも発売されましたが、時期は遅れ、価格も変わっています。いま日本で買えるAIウェアラブルと、買う前に確かめること、CES 2027の日程もまとめます。

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?この記事はこんな方に
- 「CES 2025 AIウェアラブル」で調べて、HallidayのスマートグラスやOmiがその後どうなったか知りたい方
- 会議の記録や翻訳に、身につけるAI機器を仕事で使ってみたい方
- 日本でいま買えるAIグラスやAIレコーダーを、価格つきで比べたい方
!この記事でわかること
- HallidayとOmiが発売されたか、いくらになったか、日本で買えるか
- 2025年1月の記事で、何が当たって何が外れたか
- 2026年10月に日本で買えるAIウェアラブルと、買う前に確かめること

こんにちは、ヒカリです。
2025年1月、私たちはCES 2025で話題になったAIウェアラブルとして、HallidayのスマートグラスとOmiを紹介しました。この記事では、2つが本当に発売されたのか、いくらになったのか、日本で買えるのかを確かめます。そのあと、いま日本で買えるAIウェアラブルと、買う前に気をつけたいこと、次のCES 2027で見ておきたい点を、順番に一緒に見ていきますね。
2025年1月に書いた、CES 2025のAIウェアラブル
CESは、毎年1月にアメリカのラスベガスで開かれる世界最大級のテクノロジー見本市です。私たちは2025年1月9日、CES 2025で注目されたAIウェアラブルとして、Hallidayのスマートグラスと、Based Hardwareの「Omi」を取り上げました。同じ回のAIロボットについては、CES 2025のAIロボットのその後で答え合わせをしています。
当時の発表と報道の内容は、次のとおりです。
| 製品 | 2025年1月に伝えられていたこと |
|---|---|
| Halliday(スマートグラス) | フレームの右上に組み込んだ小さな表示部「DigiWindow」で、視界の右上に画面を映す。リアルタイム翻訳(最大40言語)、通知の表示、テレプロンプター、会話を聞いて先回りして手助けするAI。カメラはなし。重さ35g。予定価格は399〜499ドルで、2025年第1四半期の終わりまでに出荷する見通し。 |
| Omi(ネックレス型) | 首から下げて会話を聞き取り、GPT-4oで要約やタスク作成をする。「Hey Omi」で呼び出せるほか、頭に付けると「脳インターフェース」で話しかけていることを検知するとデモした。ソフトはオープンソースで、アプリストアには250以上のアプリ。一般向けは89ドルで2025年第2四半期に出荷予定、開発者版は約70ドルですぐ届くとされた。 |
Omiの「脳インターフェース」について、TechCrunchは当時から「実際に動くかははっきりしない」と書き、自分たちでは試せなかったとしていました。私たちの記事は、この留保を書かずに機能として紹介していました。
ヒカリちゃんのまとめ2025年1月の時点では、どちらもまだ「これから出荷する」製品でした。価格と発売時期は、会社が示した予定だったことを覚えておいてくださいね。
HallidayとOmiのその後(時系列)
結論から言うと、2つとも発売されました。ただ、どちらも予定より遅れ、価格も変わっています。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年1月 | CES 2025でHallidayとOmiが発表される。 |
| 2025年1月30日 | Omiが200万ドルの資金調達を発表。使い道として、次世代のAIウェアラブルの出荷と、開発者向けの「脳コンピューターインターフェース(BCI)開発キット」を挙げた。 |
| 2025年 | HallidayがKickstarterで先行予約を募り、330万ドル以上を集める。 |
| 2025年10月15日 | 米Android Policeがレビューを掲載。公式サイトでの価格は499ドル。表示部の位置合わせが難しく、翻訳は遅いとして、10点中5点の評価だった。 |
| 2025年10月30日 | Hallidayが日本の応援購入サービスMakuakeで先行販売を始める(2026年1月8日まで)。お届けは2026年2月末までの予定で、一般販売の予定価格は88,000円(税込)と示された。 |
| 2025年11月6日 | テクノエッジが日本語でレビュー。本体の表示とアプリは日本語化され、標準の翻訳モードは日本語を含む11言語に対応していた。 |
| 2026年3月20日 | TechCrunchがAIメモ機器のまとめ記事でOmiを89ドルの製品として紹介。スマホとの接続が必要で、本体に録音を保存するメモリーはなく、1回の充電で10〜14時間使えるとした。 |
| 2026年7月21日 | Hallidayが第2世代「Halliday G2」の予約を開始。599ドルで、出荷は2026年9月の予定。両目に表示するしくみに変わり、会議の支援に機能を絞った。カメラは引き続き付いていない。 |
| 2026年10月 | Hallidayの公式サイトはG2だけを販売。Omiの公式サイトは定価179ドル、期間限定で50ドル引きの129ドル。BCI開発キットは製品一覧にない(どちらも2026年10月26日確認)。 |
Hallidayは、初代から設計を大きく変えました。片目の上に小さな画面を出す方式から、両目のレンズに表示する方式になり、機能も「会議」に絞っています。Omiは、ネックレス型の会話メモ機器として、文字起こし、要約、タスク作成、検索を中心に売られています。公式サイトの説明に、脳波や「脳インターフェース」の話は出てきません。
ヒカリちゃんのまとめ2つとも、ちゃんと製品として届きました。Hallidayは第2世代で作り直し、Omiは「会話を覚えておく道具」としてまとまってきた、という流れです。
CES 2025 AIウェアラブルの答え合わせ
2025年1月の記事に書いたことを、いまの情報と並べて確かめます。
| 当時書いたこと | いま振り返ると | 判定 |
|---|---|---|
| Halliday:価格は489ドル(Kickstarterで369ドル)、2025年3月に発売 | 先行予約はKickstarterで2025年に集めた。公式サイトでの価格は2025年10月時点で499ドル。いまは第2世代G2が599ドルで売られている。 | 半分当たり |
| Halliday:40言語のリアルタイム翻訳、遅れは1秒ほど | 翻訳はできた。ただレビューでは、言語を手で選ぶ必要があり、数秒の遅れや聞き間違いがあると指摘された。G2は45言語以上とうたう。 | 半分当たり |
| Halliday:会話に合わせて情報を出すAIアシスタント(当時は未実装) | 「先読み」AIとして搭載された。レビューでは、遅い、提案が一般的すぎるという声があった。G2では会議の支援に作り直された。 | 半分当たり |
| Halliday:前面にカメラがなく、シンプルなデザイン | 初代もG2もカメラなし。G2では、会議や職場での利用を考えた意図的な選択だと説明され、むしろ売りになった。 | 当たり |
| Omi:一般向けは89ドル、2025年第2四半期に発売 | 発売はされ、2026年3月には89ドルだった。いまの公式の定価は179ドル(値引き後129ドル)。 | 半分当たり |
| Omi:脳波を検知し、意識を向けるだけでAIが動く「脳インターフェース」 | 当時から実際に動くかは不明とされていた。いまの製品一覧と製品説明に、この機能はない。 | 外れ |
| Omi:オープンソースで、250以上のアプリがある | いまもハードとソフトをオープンソースで公開。アプリストアは1,000以上に増えた。 | 当たり |
| この2製品がCES 2025のAIウェアラブルの流れを表している | 2026年10月に日本の公式ストアで買えるのは、MetaのAIグラスや、Plaudの録音・文字起こし機器。HallidayとOmiは個人輸入になる。 | 半分当たり |
いちばんの見落としは、「会話を聞き続ける機器」の録音とプライバシーに触れなかったことです。
2つとも、周りの人の声を拾って文字にする機器です。私たちは機能の便利さばかりを書き、録音される相手への配慮や、データがどこに送られるかには一言も触れていませんでした。Android Policeのレビューも、Hallidayの先読みAIについてプライバシーの懸念を挙げています。この点は5章で補います。
ヒカリちゃんのまとめ製品が出るかどうかは当たりましたが、価格と時期はずれ、「脳インターフェース」は外れでした。いちばん反省しているのは、録音される側の視点が抜けていたことです。
いま日本で買えるAIウェアラブル(2026年10月)
仕事で使う前提で、日本から買えるものを並べます。価格は各社の公式ページで2026年10月26日に確認したもの(Metaは2026年9月24日の発表)です。
| 製品 | 日本での買い方と価格 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| Ray-Ban Meta(Gen 3) | 日本のMeta公式ストアなどで販売。78,980円(税込)から。より手頃なMeta Adventurerは42,680円(税込)から、2026年10月23日発売。 | カメラ付きのAIグラス。見ているものについて音声でAIに聞く使い方に。撮影できるので、使う場所に注意が必要。 |
| Plaud NotePin/NotePin S | 日本の公式ストアで販売。NotePinは27,500円、NotePin Sは28,600円。カード型のPlaud Note Proは30,800円(公式ストアの表示価格)。 | 会議や商談の録音、文字起こし、要約。無料のStarterプランで毎月300分まで文字起こしできる。 |
| Halliday G2 | 公式サイトから個人輸入。599ドル。配送先に日本が含まれ、関税などは買う人の負担。 | 会議中の字幕、翻訳、要点の表示。カメラなし。翻訳は日本語を含む45言語以上とされるが、本体のメニュー表示が日本語に対応しているかは公式ページで確かめられなかった。 |
| Halliday(初代) | Makuakeの先行販売は2026年1月8日に終了。一般販売の予定価格は88,000円(税込)と示されたが、販売が始まったかは確認できていない。 | 通知、翻訳、テレプロンプター。日本語の表示に対応していた。 |
| Omi | 公式サイトから個人輸入。定価179ドル、期間限定で129ドル。「世界中に発送」とされる。 | 一日の会話の記録、要約、検索。無料プランはスマホ上の文字起こしが無制限、クラウドでの処理は月300分まで。 |
有料プランも見ておきます。Plaudは、Proプランが年16,800円で毎月1,200分、Unlimitedプランが年40,000円で無制限です。Omiの有料プラン(Pro)は年269ドルです(月払いより3か月分安い設定)。本体が安くても、毎日使うと月額のほうが大きくなることがあります。
選び方の目安はシンプルです。会議の記録が目的なら、日本の公式ストアがあり日本語の情報も多いPlaudから試すのが手堅いと思います。歩きながら撮影や通話もしたいならRay-Ban Meta。人の話を目の前で字幕にしたい、カメラは避けたいという場合はHalliday G2が候補ですが、個人輸入になる点を考えておく必要があります。
ヒカリちゃんのまとめ日本の公式ストアで買えるのはMetaとPlaud、HallidayとOmiは個人輸入です。本体の値段だけでなく、毎月の文字起こしの料金まで足して比べてくださいね。
AIウェアラブルを買う前に確かめること
身につけるAI機器は、カメラやマイクで周りの人まで記録します。仕事で使うなら、次の5つを先に確かめておくと安心です。
- 技適マークが付いているか。BluetoothやWi-Fiを使う機器で、日本の技術基準に適合した印である技適マークが付いていないものを使うと、電波法違反になるおそれがあると総務省は案内しています。HallidayやOmiを個人輸入するときは、販売元に技適の有無を問い合わせてください。私たちはこの2製品の技適を確認できていません。
- 録音・撮影することを相手に伝えるか。会議や商談で使うなら、始める前に「記録しています」と伝え、断られたら止めます。社外の人がいる場では、会社として使ってよいかのルールを先に決めておきます。
- データがどこに送られ、何に使われるか。文字起こしや要約の多くはクラウドで処理されます。利用規約とプライバシーポリシーで、保存先、削除の方法、AIの学習に使われるかを確かめます。Omiのように、端末の中だけで処理する設定や、すべて書き出す機能を用意している製品もあります。
- 月額の費用。無料の範囲(Plaudなら毎月300分、Omiならクラウド処理で月300分)を超えると、有料プランが必要になります。1か月にどれだけ会議を記録するかを見積もってから選びます。
- 日本語で使えるか。翻訳の対応言語に日本語があっても、本体の表示やアプリ、要約が日本語に対応しているとは限りません。Halliday G2は、本体のメニュー表示が日本語に対応しているかを公式ページで確かめられませんでした。
文字起こしや要約は、話した人の言葉をもとにした記録です。社外に出したり公開したりする前に、相手の了解を取り、機密や個人情報が入っていないかを人の目で確かめるようにしています。
ヒカリちゃんのまとめ技適、相手への一言、データの行き先、月額、日本語の5つを先に見ておけば、買ってから困ることがぐっと減ります。いちばん大事なのは、記録される相手への配慮です。
CES 2027のAIウェアラブルで見ておきたいこと
CES 2027は、2027年1月6日から9日まで、ラスベガスで開かれます。参加できるのは、18歳以上で家電・テクノロジー業界に関わる人に限られ、一般には公開されていません。業界関係者向けのStandard Passは、11月30日までが149ドル、12月1日からは349ドルです(2026年10月26日に公式サイトで確認)。開幕前の1月4日には、出展社がひと足先に新製品を見せる「CES Unveiled Las Vegas」が開かれます。
AIウェアラブルについては、次の4点を見ておくと、発表を仕事の判断に使いやすくなります。
- 価格と出荷時期が書いてあるか。HallidayもOmiも、CES 2025で示した時期より遅れました。「予定」の数字は、そのまま予算に入れないようにします。
- カメラを付けるか、付けないか。Metaのようにカメラで見たものをAIに聞く方向と、Halliday G2のようにあえてカメラを外す方向に分かれています。職場で使うなら、カメラなしの選択肢があるかは大事です。
- 月額のプランがいくらか。本体を安くして、文字起こしやAIの処理を月額で払う形が増えています。
- 日本で発売されるか。日本語への対応、技適、日本の販売店について、発表の場で触れられるかどうか。
ヒカリちゃんのまとめCES 2027は2027年1月6日から9日までです。新しいAIウェアラブルを見るときは、すごさよりも「いつ、いくらで、月額はいくらで、日本で買えるか」に注目してみてくださいね。
CES 2025のAIウェアラブルについてよくある質問
Hallidayのスマートグラスは日本で買えますか?
初代は2025年10月から2026年1月まで、Makuakeで先行販売されました。2026年10月時点で公式サイトが売っているのは第2世代のHalliday G2(599ドル)で、配送先に日本が含まれています。個人輸入になるため、関税などの費用と技適の有無を先に確かめてください。
Omiはいくらで、日本から買えますか?
公式サイトの定価は179ドルで、2026年10月26日時点では50ドル引きの129ドルでした。「世界中に発送」とされていますが、日本の正規販売店は見つかりませんでした。無料プランでも使え、有料のProプランは年269ドルです。
Omiの「脳インターフェース」は使えるようになりましたか?
2026年10月時点の製品一覧と製品説明に、この機能はありません。2025年1月の時点でも、実際に動くかははっきりしないと報じられていました。
会議の記録に使うなら、どれから試せばいいですか?
日本の公式ストアで買えて、無料で毎月300分まで文字起こしできるPlaud NotePin(27,500円)などが始めやすいと思います。使う前に、参加者に記録することを伝えてください。
SOURCES
- PHILE WEB(Gadget Gate)CES 2025のHallidayの発表記事(2025年1月6日) gadget.phileweb.com/post-94043
- TechCrunch CES 2025のOmiの発表記事(2025年1月8日) techcrunch.com
- Omi「Omi Raises $2M to Build the Future of AI Wearables」(2025年1月30日) omi.me/blogs/news/omi-raises-2m
- Android Police「Halliday Glasses review」(2025年10月15日) androidpolice.com
- テクノエッジ(PR TIMES)Halliday 日本先行予約販売のお知らせ(2025年10月30日) techno-edge.net
- テクノエッジ「AIグラス Halliday レビュー」(2025年11月6日) techno-edge.net
- Makuake「次世代型AIグラス『Halliday』」プロジェクトページ(2026年10月26日確認) makuake.com/project/halliday
- TechCrunch「These AI notetaking devices can help you record and transcribe your meetings」(2026年3月20日) techcrunch.com
- iPhone in Canada「Halliday G2 AI Glasses Launch with Built-In Display and Translation」(2026年7月21日) iphoneincanada.ca
- すまほん!!「あえてカメラ非搭載。会議支援特化のスマートグラス『Halliday G2』発表」(2026年7月23日) smhn.info
- Halliday 公式サイト・Halliday G2 製品ページ(2026年10月26日確認) hallidayglobal.com
- Halliday Shipping Policy(2026年10月26日確認) hallidayglobal.com/policies/shipping-policy
- Omi Pricing(2026年10月26日確認) omi.me/pages/pricing
- Omi 公式サイト・製品一覧(2026年10月26日確認) omi.me
- BasedHardware/omi(GitHub、アプリの言語ファイル)(2026年10月26日確認) github.com/BasedHardware/omi
- Meta「Ray-Ban Meta Audioを初め、過去最大のAIグラスのラインナップが追加」(2026年9月24日) about.fb.com/ja
- Plaud 日本公式ストア(2026年10月26日確認) jp.plaud.ai
- CES 公式サイト・Registration Information(2026年10月26日確認) ces.tech
- 総務省 電波利用ポータル「技適マークのQ&A」(2026年10月26日確認) tele.soumu.go.jp
「HowtoAI」は、2024年から multifverse.com で続けてきたAI活用の解説シリーズです。社名があたたかいデジタル(ATATAKAI Digital)に変わったことにともない、2026年10月からはこのブログの一つのカテゴリーとして続けていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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最終更新 2026年10月26日