CES 2025で注目のAIロボット7選のその後|発売・価格・日本で買えるかを答え合わせ
CES 2025で紹介したAIロボット7台が、その後発売されたのか、いくらになったのか、日本で買えるのかを確かめました。7台のうち一般向けに発売されたのは4台、日本で正規に買えるのは2台です。CES 2026で見えたことと、CES 2027で見ておきたい点もまとめます。

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?この記事はこんな方に
- 「CES 2025 AIロボット」で調べて、あのロボットがその後どうなったか知りたい方
- 家庭やお店、オフィスで使えるAIロボットが、日本で買えるのか確かめたい方
- CES 2026の流れと、次のCES 2027で何を見ればいいかを押さえたい方
!この記事でわかること
- CES 2025で紹介した7台のロボットが、発売されたか、いくらか、日本で買えるか
- 2025年1月の記事で、何が当たって何が外れたか
- AIロボットを買う前に確かめること、CES 2027の日程と見どころ

こんにちは、ヒカリです。
2025年1月、私たちはCES 2025で話題になったAIロボットを7台紹介しました。それから1年9か月がたったので、7台が本当に発売されたのか、いくらになったのか、日本で買えるのかを一台ずつ確かめます。そのあと、CES 2026で見えたことと、2027年1月のCES 2027で見ておきたい点を、順番に一緒に見ていきますね。
CES 2025のAIロボットについて、2025年1月に書いたこと
CESは、毎年1月にアメリカのラスベガスで開かれる世界最大級のテクノロジー見本市です。私たちは2025年1月12日、CES 2025で注目を集めたAIロボット7台を取り上げ、「小型化とかわいいデザイン」「家庭内の作業の自動化」「価格帯の二極化」という3つの流れとして紹介しました。
当時の記事で紹介したのは、次の7台です。
| ロボット | 当時の紹介 |
|---|---|
| TCL Ai Me(エイミー) | 卵形の本体に大きな目を持つ、子ども向けの見守り・対話ロボット。コンセプトモデルで市販は未定と書いた。 |
| Samsung Ballie(ボーリー) | 黄色い球体の家庭用ロボット。家電の操作やプロジェクターでの投影ができるアシスタントとして期待されると書いた。 |
| Ropet(ロペット) | 表情を映す目を持つ、手のひらサイズのペットロボット。ChatGPTと連携して簡単な会話ができると書いた。 |
| Roborock Saros Z70 | 前方のアームで靴下などの小物を拾うロボット掃除機。 |
| Lymow One | 刈った芝を細かくして庭に戻す、AI搭載のロボット芝刈り機。 |
| Realbotix Aria(アリア) | 人に近い顔を持つコンパニオン向けのヒューマノイド。約17万5000ドルと書いた。 |
| Unitree G1 | 俊敏に動く人型ロボット。研究やデモ向けで、商用化には改良が必要と書いた。 |
機能の紹介は丁寧でしたが、一台ずつ「いつ、いくらで、日本で買えるのか」は書いていませんでした。CESには、発売の決まっていない試作品やコンセプトモデルも多く並びます。この記事では、その書かなかった部分を確かめます。
ヒカリちゃんのまとめ2025年の記事は、7台の機能と3つの流れを紹介したものでした。ここからは、7台が実際にどうなったかを見ていきます。
CES 2025のAIロボット7台のその後
2026年10月26日の時点で、7台の状態をまとめるとこうなります。
残る2台のうち、TCLのAi Meは第2世代が中国で予約受付を始め、Realbotix Ariaは価格を下げてアメリカで予約を受けている段階です。主な出来事を時系列で並べます。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年5月 | Unitree G1が発表される。価格は1万6000ドルから。CES 2025の時点ですでに販売されていた。 |
| 2025年1月 | CES 2025で7台が展示される。Ropetはクラウドファンディング(Kickstarter)の最中で、最初の出荷は3月の予定と報じられた。 |
| 2025年4月9日 | SamsungとGoogle Cloudが、BallieにGeminiを載せ、夏にアメリカと韓国で発売すると発表。 |
| 2025年4〜5月 | Ropetが最初の50台をつくり、支援者への出荷を始める。予定より1〜2か月遅れた。 |
| 2025年5月 | Roborock Saros Z70がアメリカとオーストラリアで発売。定価は2,599ドル。5月27日の日本での発表会では、Z70の日本発売は「未定」とされた。 |
| 2025年夏〜秋 | Ropetが日本向けに「lopeto」の名前で応援購入サイトMakuakeに登場し、約7,600万円を集める。Ballieは夏の発売予定を過ぎても発売されなかった。 |
| 2025年9月 | Lymow Oneが2,499ドルで予約を受け付ける。11月の正式発売時の希望小売価格は2,999ドルと案内された。 |
| 2026年1月 | CES 2026。Ballieは出展せず、Samsungは米Bloombergの取材に、Ballieは社内で新しい技術を試すための基盤だと説明した。TCLはAi Meを再び展示した。 |
| 2026年2月 | アメリカのBallieの発売案内の登録ページが削除される。 |
| 2026年6月19日 | GMO AI&ロボティクス商事(GMO AIR)がUnitreeと国内正規代理店契約を結び、G1などを日本で扱い始める。 |
| 2026年7月 | lopetoが新宿高島屋のロボット売り場「ロボティクス スタジオ」などで、本体価格6万1980円で販売されていると報じられる。 |
| 2026年8月8日 | TCLの第2世代「AiMe」が、中国の通販サイトJD.comで予約販売を始める。 |
| 2026年10月 | Realbotixの公式ショップでAriaの予約を受付中(卓上版1万1950ドル、全身版5万9950ドル)。LymowはOne Plusが主力に。 |
ヒカリちゃんのまとめ7台のうち、ちゃんと発売されたのは4台でした。日本で正規に買えるのは、lopetoとUnitree G1の2台です。
CES 2025 AIロボット7選の答え合わせ
一台ずつ、当時書いたことと、2026年10月の状態を並べます。価格は各社の公式サイトや報道によるもので、日付はSOURCESに記しています。
| 当時書いたこと | 2026年10月の状態(発売・価格・日本) | 判定 |
|---|---|---|
| TCL Ai Me:コンセプトモデルで、市販予定は未定 | 第2世代が2026年8月に中国で予約開始。価格は私たちは確認できなかった。日本での販売の案内はない。 | 当時は正確 |
| Samsung Ballie:暮らしを便利にする家庭用アシスタントとして期待される。FAQでは「手頃な価格」の例に挙げた | 発売されなかった。価格は一度も発表されていない。Samsungは社内で技術を試す基盤という位置づけに変えた。日本では未発売。 | 外れ |
| Ropet:ChatGPTと連携して簡単な会話ができる。家庭や子ども向けに人気を集めそう | 発売され、日本でもlopetoとして買える(本体価格6万1980円の例)。ただし言葉は話さない設計になった。 | 半分当たり |
| Roborock Saros Z70:アームで床の小物を拾うロボット掃除機 | 2025年5月に米国などで発売、定価2,599ドル。日本の公式サイトには載っておらず、日本では買えない。 | 当たり |
| Lymow One:刈った芝を細かくして戻す、自律型のロボット芝刈り機 | 2025年秋に一般向けの予約・販売が始まった。いまは後継のOne Plus(定価3,199ドル)が主力。日本向けの販売は確認できない。 | 当時は正確 |
| Realbotix Aria:約17万5000ドルの特別用途のロボット | 当時の最上位モデルの価格としては正確。いまは卓上版1万1950ドル、全身版5万9950ドルで予約を受け、納品は2027年後半から、米国内のみ。 | 半分当たり |
| Unitree G1:研究やデモ向け。商用化に向けた改良が求められる | 記事の時点ですでに1万6000ドルで発売済みだった。いまは公式価格1万3500ドル(税・送料別)。日本でもGMO AIRが販売・レンタルしている。 | 半分当たり |
| 流れ:小さくてかわいいロボットが家庭に入っていく | lopetoが日本の百貨店や通販で売られ、Ai Meも第2世代が出た。この流れは続いている。 | 当たり |
| 流れ:価格帯の二極化が進む | 高価格帯だったAriaやG1の価格は下がった。二極というより、上の価格が下りてきている。 | 半分当たり |
いちばんの見落としは、「日本で買えるか」を1行も書かなかったことです。
7台のうち、日本で正規に買えるものは2台だけでした。日本で読む方にとっては、どの機能があるかより、手に入るかどうかのほうが大事だったはずです。もう一つ、Ropetの「ChatGPTで会話できる」という説明は、展示時の情報をそのまま書いたものでした。開発元の最高経営責任者(CEO)は2026年4月のインタビューで、クラウドファンディングでは会話機能を約束していたものの、少量生産で試した結果、あえて自由に会話しない設計を選んだと語っています。
ヒカリちゃんのまとめ機能の紹介はおおむね当たっていました。外れたのはBallieへの期待で、抜けていたのは「日本で買えるか」という視点です。私たちがいちばん反省しているところです。
CES 2026のAIロボットで見えたこと
2026年1月のCES 2026では、家の中で家事をする人型ロボットと、工場で働く人型ロボットが話題の中心になりました。CES 2025の「かわいい小型ロボット」から、「手を使って作業するロボット」へと、見せ方が変わった年です。
| ロボット | CES 2026での発表 |
|---|---|
| LG CLOiD(クロイド) | 「家事負担ゼロの家」を掲げたLGの家庭用ヒューマノイド。ブースでは洗濯物をたたむ実演をしたが、手つきはゆっくりだった。発売時期や価格は示されていない。 |
| Boston Dynamics Atlas(アトラス) | 製品版を発表。最初の導入先は、大株主の現代自動車と、AIで提携するGoogle DeepMind。現代自動車は2028年から自動車工場の部品の仕分けに使う計画。 |
| Roborock Saros Rover(サロス ローバー) | 脚の先に車輪を付けた、階段を上りながら掃除するロボット掃除機。開発中で、発売時期は未定。 |
| SwitchBot onero H1(オネロ) | 脚のない上半身型の家事手伝いロボット。部屋のカメラの映像をAIハブが読み取り、ほかの家電やロボットと連動させる使い方を示した。 |
一方で、CES 2025に出ていたSamsung Ballieは、CES 2026に姿を見せませんでした。大きな会社が何年も発表を続けた製品でも、発売までたどり着かないことがあります。
ヒカリちゃんのまとめCES 2026の主役は、手を使って家事や仕事をするロボットでした。ただ、すぐに買えるものはまだ少なく、発売時期が決まっていないものがほとんどです。
いまAIロボットを買う・試す前に確かめること
CESで見たロボットを、仕事や家で使ってみたい。そう思ったら、2026年10月時点で日本で手に入るものから考えるのが近道です。
CES 2025で紹介したRopetの日本向けモデル。言葉は話さず、なでたり世話をしたりして関係を育てるペット型です。月額料金はかからないと報じられています。
アーム付きのZ70は日本では出ていませんが、Saros 20 Sonic、Saros 20、Saros 10などは日本の公式サイトに載っています。
人型ロボットを展示や受付、研究で試したい会社向け。購入のほか、短期・長期のレンタルにも対応しています。日額10万円からのレンタルと報じられています。
どのロボットでも、買う前に次の5つを確かめるようにしています。
- 日本で正規に売られているか。故障したときの修理や、日本語のサポートを受けられるかが変わります。
- 技適マークが付いているか。Wi-FiやBluetoothを使う機器で、日本の技術基準に適合した印である技適マークが付いていないものを使うと、電波法違反になるおそれがあると総務省は案内しています。海外でしか売られていないロボットを個人輸入するときは特に注意が必要です。
- 本体以外にかかる費用。月額のプランが必要な製品があります。たとえばRealbotixのAriaは、動かすだけで月額のAIプラン(月19.99ドルから)が必要で、画像認識の追加機能(2万4950ドル)を付けると月199ドルのプランが必要になります。
- カメラ・マイクと、そのデータの扱い。家やオフィスの中を撮り、声を聞く機器です。撮影や録音を止められるか、データがどこに保存されるかを、利用規約とプライバシーポリシーで確かめます。来客や従業員が映る場所に置くなら、そのことを知らせておきます。
- 予約金やクラウドファンディングは、届くまで待つ覚悟で。Ropetの出荷は予定より遅れました。Ariaの予約金は、届けられなかった場合を除いて返金されない条件です。
ヒカリちゃんのまとめまずは日本で正規に買えるものから選ぶと安心です。技適マーク、月額費用、カメラとマイクの扱いは、買う前に必ず確かめてくださいね。
CES 2027のAIロボットで見ておきたいこと
CES 2027は、2027年1月6日から9日まで、ラスベガスで開かれます。参加できるのは、18歳以上で家電・テクノロジー業界に関わる人に限られ、一般には公開されていません。業界関係者向けのStandard Passは、11月30日までが149ドル、12月1日からは349ドルです(2026年10月26日に公式サイトで確認)。開幕前の1月4日には、出展社がひと足先に新製品を見せる「CES Unveiled Las Vegas」が開かれます。
ロボットについては、次の4点を見ておくと、CES 2026からの変化がわかりやすいと思います。
- 家事ロボットに、価格と発売時期が付くか。LGのCLOiDやRoborockのSaros Roverが、展示から製品に進むかどうか。
- 工場で働く人型ロボットが、実際の現場に入ったか。Atlasの出荷先での使われ方が、どこまで語られるか。
- 人型ロボットの価格がさらに下がるか。AriaやG1のように、CES 2025のころより安くなる動きが続くか。
- 日本で発売されるか。発表の場で、日本での発売や国内の販売代理店について触れられるか。
現地に行けない場合は、開幕中に出る日本語のニュースで要点を追い、春以降に日本の展示会で実物を見るのがおすすめです。日本で開かれるAI・ロボット関連の展示会の日程は、「AI展示会・カンファレンス 2026〜2027」の記事にまとめています。
ヒカリちゃんのまとめCES 2027は2027年1月6日から9日までです。発表を見るときは、すごさよりも「いつ、いくらで、日本で買えるか」に注目すると、仕事に役立つ情報が残りますよ。
CES 2025のAIロボットについてよくある質問
CES 2025で話題になったAIロボットで、日本で買えるものはありますか?
この記事で紹介した7台のうち、日本で正規に買えるのは2台です。Ropetは「lopeto」の名前で販売されており、Unitree G1はGMO AI&ロボティクス商事が法人向けに販売・レンタルしています。
Samsung Ballieは発売されましたか?
発売されていません。2025年夏にアメリカと韓国で発売すると発表されましたが、実現しませんでした。2026年1月には、Samsungが社内で新しい技術を試すための基盤だと説明したと報じられ、2月にはアメリカの発売案内の登録ページもなくなりました。
RopetとlopetoはAIで会話ができますか?
言葉では話しません。なでる、世話をするといった関わりに反応し、接し方によって性格が変わるペット型のロボットです。開発元は、話さない設計をあえて選んだと説明しています。
CES 2027はいつですか?一般の人も行けますか?
2027年1月6日から9日まで、アメリカのラスベガスで開かれます。参加できるのは18歳以上の業界関係者だけで、一般には公開されていません。
SOURCES
- Samsung Newsroom「Samsung and Google Cloud Expand Partnership, Bring Gemini to Ballie」(2025年4月9日) news.samsung.com
- SamMobile「Samsung's Ballie robot could be quietly heading for cancellation」(2026年1月8日更新) sammobile.com
- SamMobile「Gone for good: Samsung Ballie's final lifeline has vanished」(2026年2月12日更新) sammobile.com
- TCL(中国)「AiMe家庭陪育机器人」ニュース(2026年9月18日) tcl.com/cn/zh/news/heyaime
- KrASIA「Meet Ropet: The AI-powered pet stealing the show at CES 2025」(2025年1月9日) kr-asia.com
- ChinaUnread「ropet raises $10M+」CEOインタビュー(2026年4月28日) chinaunread.substack.com
- Makuake「心を通わせるAIペットlopeto」プロジェクトページ(2026年10月26日確認) makuake.com/project/lopeto
- BCN+R「最新AIペット6種を体験」(2026年7月11日) bcnretail.com
- TechRadar「Roborock Saros Z70 review」(2025年5月) techradar.com
- Business Insider Japan「Roborockが30万円弱の新ロボット掃除機『Saros 10』を発表。アーム付き『Z70』も披露」(2025年5月28日) businessinsider.jp
- Roborock 日本公式サイト(2026年10月26日確認) jp.roborock.com
- Notebookcheck「Lymow One starts pre-orders with $500 early bird discount」(2025年9月13日) notebookcheck.net
- Lymow 公式サイト・Lymow One Plus(2026年10月26日確認) lymow.com
- Interesting Engineering「Humanoid robot girlfriend Aria … costs $175K」(2025年1月14日) interestingengineering.com
- Realbotix 公式ショップ「Aria」(2026年10月26日確認) shop.realbotix.com
- GIGAZINE「Unitree G1が発売される、価格は250万円から」(2024年5月21日) gigazine.net
- Unitree 公式サイト「G1」(2026年10月26日確認) unitree.com/g1
- LOGISTICS TODAY(2026年6月22日) logi-today.com
- Gasgoo「Japanese Firm GMO Starts Selling Unitree Humanoid Robots in Japan」(2026年6月24日) autonews.gasgoo.com
- GMOヒューマノイド.shop(2026年10月26日確認) gmo-humanoid.shop
- マイナビニュース「CESのLGブースは驚き満載」(2026年1月7日) news.mynavi.jp
- Engadget「Boston Dynamics unveils production-ready version of Atlas robot at CES 2026」(2026年1月5日、8日更新) engadget.com
- ギズモード・ジャパン「CES 2026 Roborock」(2026年1月23日) gizmodo.jp
- Gizguide「CES 2026: TCL showcases new AI products」(2026年1月) gizguide.com
- ギズモード・ジャパン「SwitchBot CES 2026」(2026年1月12日) gizmodo.jp
- CES 公式サイト・Registration Information(2026年10月26日確認) ces.tech
- 総務省 電波利用ポータル「技適マークのQ&A」(2026年10月26日確認) tele.soumu.go.jp
「HowtoAI」は、2024年から multifverse.com で続けてきたAI活用の解説シリーズです。社名があたたかいデジタル(ATATAKAI Digital)に変わったことにともない、2026年10月からはこのブログの一つのカテゴリーとして続けていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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最終更新 2026年10月26日